ダメダメ入国審査官、
チェンマイ発、バンコク乗換、福岡行きの経路で、一緒にタイ式マッサージを習いに来ていた仲間が帰国しました。その人は英語は全く出来ません。60近くで初めての海外です。そして物覚えが非常に悪く、しかも困った事にさぞきちんと聞いて理解したかのような空返事をする癖のある人でした。そして、同じ事を五度六度と聞くような人でした。それが判明したのがスクールの開講日調整でバンコクに滞在していた時の事で旅行を中止する事も出来ないような状況でした。来る時は同じでしたが、帰国は私はさらにジュエリー製作を習いたかったので、更に一週間後の帰国でチケットを購入していて、その仲間とは同じ日に帰国する事が出来ませんでした。
チェンマイ発の当日バンコク乗り継ぎ外国向けの場合、出国手続きはチェンマイで行われます。空港までの送りと搭乗手続きを学校のスタッフが同行して行って貰うようにしましたが、不安は消えません。チェンマイで渡されるチェンマイバンコク間、バンコク福岡間の搭乗券をもじった券を作り、搭乗の仕方まで練習しました。そして、帰国したら私から連絡入れるようにして連絡時間も設定しました。
そして、仲間の帰国です。私はその日は授業があり見送りには行けなかったのですが、学校スタッフの人は当然の事ながらしっかり者できちんと送り出してくれました。不安は乗り継ぎです。極普通の人ならば、迷うような事は考え難いのですが、その人ならば可能性を否定できません。なので、その人の能力は当初不明でしたが、初めての海外なので時間には余裕を持たせる意味でバンコク到着後4時間の時間を持って迷ってでも何とかゲートに辿り着けるだろうとの思惑で最初から大幅な時間的余裕は組みましたが、それでも不安は消えません。
そして、連絡を入れる時間が来ました。そして、電話をすると・・・・・
出ない・・・・・・
やっちまったか・・・・バンコクの空港で迷い、飛行機に乗り遅れ、空港でホームレスになっちなったか・・・・・な・・・・
半日後、
出ない・・・・・・
さすがにやばいぞと思い、入国したかどうか確認の為に福岡入国管理局に安否確認の為に入国したかどうか電話をしたら。最初に女性の官が出て「個人情報なのでお答え出来ません。」と来た。私はすかざず「その当該個人の生命財産に関わる事でさえ個人情報だから教える事が出来ないのか」と問い詰めると「そうです。」との事。まー下っ端とはこんなものだな・・・・・と判断して上司に交代するように要求したら審査官の某氏が登場した。そして、下っ端と同じような事を言うでは有りませんか。私はこの国家公務員、公人、入国審査官に呆れてしまいました。そもそも個人情報保護によって守るべき物は「個人情報」ではなく「当該個人」であり、その当該個人が生命財産の危機に直面している可能性があるにも関わらず「個人情報だから」として受け付けません。もうここまでくると「個人情報」と銘打った事務処理の削減手段としか思えない状況でした。それでも個人の危機の可能性を否定出来ないので諦める訳には行きません、押し問答の末に「とりあえずタイ航空に問い合わせてください。私たちは上から個人情報は教えるな。と言われているので教える事は無理だ」との事だった。私は「ならばその上の人に繋いでくれ。」と言うと「今日は休みで居ない。」との事。事実上この審査官がその日のトップであり、判断を下す立場であるにも関わらず上席官に話を振りその場を逃げようとする態度に「無理」と判断して、タイ国際航空に電話をすると営業は終わったとのアナウンス・・・・・再度、仲間に電話すると家族が出て「出かけました。」との事・・・・・
よかった・・・・ほっとした・・・・・取り越し苦労で済んだ・・・・・
そして、国家公務員段階での個人情報に対しての認識がお粗末である事を痛感した。国家公務員がこれでは民間ではもっと深刻な事態が発生しているだろう。
因みに
個人情報の保護に関する法律
第二十三条 個人情報取扱事業者は、次に掲げる場合を除くほか、あらかじめ本人の同意を得ないで、個人データを第三者に提供してはならない。
二 人の生命、身体又は財産の保護のために必要がある場合であって、本人の同意を得ることが困難であるとき。
ちゃんと法律でも生命、身体又は財産の保護が目的ならば適用除外だと明記されているのである。この国家公務員、入国審査官は私の仲間に何か発生していた場合はどんな責任を取るのでしょうね。法律で明記されている以上「適切な対応」とはならないのは明白ですね。