朝日とマッターホルン

Re: 朝日とマッターホルン

ynezumiさん

うーん。　今の季節は５時ごろから明るくなって、てっぺんに日が当たり始めます。つまり５時ぐらいに起きだしてスネガ方面に上り始めると、途中の森林の中で日の出のトップシーンを見損なうのです。

しっかり観念してツエルマットの川岸、橋の上などでたくさんのカメラマン？に混ざって夜明けを待つか・・　、少し小高いところからというのなら、教会左手の小高い丘の上にある十字架・・・ここからでは見えません、の先を左に折れて開けた尾根まで急げば、かなり迫力の有るマッターホルンの夜明けが楽しめます。

この上り口は教会や、ホテルモンテローザ（ウインパーゆかりの古いホテル）の有るブロックのひとつ手前の角の細めの路地を右に曲がってくねくねと上り詰めると、建物が切れて草地に出ます。　これをそのままもっと登っていくと（急坂です）トリフト経由でエーデルワイス小屋へ出ると高原上になって視界が開けますが、ここまでは２－３時間かかる？・・・ので、草地に先の小道を森の中へ沢を渡って左に行く道をたどると、その先は最奥の部落ツムットへと通じる高みのルートに出ます。急げば　３０分ぐらいで視界が開けます。

てっぺんにポツンと陽が当たって、たちまちそれが山頂の三角に広がる瞬間を見るにはやはり薄暗いうちに宿を立ち出る必要があります。　ですから出来れば夕方のうちにこの場所を下見して置いてください。

スネガ方面のマッターホルンは格好はいいのですが楽しめるポイントまでは１時間ではたどり着けません。しかも上り坂です。

前述のルートは急坂は１５分、あとはそれほど急な道ではなくて視界がひらけます。　本来はシュワルツゼーからの帰りにツムット経由でツエルマットまでしっかりマッターホルンの景観を楽しみたい人の隠れルートなんです。　それを逆に途中まで拾う・・・ことになります。　くれぐれも要下見です。入り口が分りにくいのです。