レポート

イギリス鉄道事情あれこれ

公開日 : 2010年06月26日
最終更新 :

2年ぶりにイギリスを訪れ、鉄道を利用して認識を新たにしたことなどを報告いたします。
前回↓は散々でしたが、今回はきわめて順調・平穏でした。
http://bbs.arukikata.co.jp/bbs/tree.php/id/344545/-/parent_contribution_id/344545/

各論は以下のとおり。

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5件のコメント

  • 最近の東海岸線(East Coast)

    先週にイギリスへ行きました。
    ブリットレイルイングランドパス3日間を使って、鉄道を利用しました。
    リバプールへ行くときはVTを使い、もちろん1等座席には無料食事サービスはありました。
    ヨークへ行くとき、東海岸線(East Coast)を利用しましたが、VT同様1等座席には無料食事サービスがついていました。おそらくVTに客を奪われないためではないかと思います。

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    鉄道パスは時代遅れ。今や、早割切符ですね。

    お時間がございましたら、こちらへもお越し下さい。
    http://bbs.arukikata.co.jp/bbs/tree.php/id/373109/-/parent_contribution_id/373109/

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  • イギリス鉄道事情あれこれ(3)

    5.Virgin Trains(VT)の食事
    欧州鉄道事情通の間では良く知られた話であるが、VT↓の1等は食事つきである。ブリットレイルパスでも追加料金は不要である。ヨーロッパの鉄道では1等車で食事を提供する例はスペインのAVE、EurostarやThalys等ある。いずれもパスの場合は高額な追加料金が必要であるが、太っ腹なVTは追加料金をとらない。ただし食事がでるのは平日のみであり、土日には供食はないので注意。
    http://www.virgintrains.co.uk/trains/first-class/

    帰国日にロンドンにいた。パスは夕刻にHeathrow Expressを利用するだけのつもりでいたが、無料の朝食を食べようと思いたちVTにバーミンガムまで乗ることにした。バーミンガムで用事はないのですぐに折り返して昼前にはロンドンに戻ってきたので、この間に2回のEnglish Breakfastを摂ることになった。さすがにこれは重く昼食は抜いた。パスを持っているとタダ飯にありつけるという例である。夕刻にこれをやれば夕食を浮かすことができたが、この妙案を思いついたのは最終日であった。まぁ、このようなことをするほど貧しくもないが。

    なお、Crosscounty Trains(XC)の長距離列車も1等は無料の食事がでる。リゾットはおいしかった。でも食事の質はVTのほうが上である。また、National Express East Coast(GR)等の1等は飲料等は無償であるが、食事は有償である。それ以外の社も1等車は飲料やスナック菓子等が無料で提供されるが、すべての列車にそのようなサービスがあるわけではない。
    ロンドン-スコットランドの鉄道による移動では、東海岸経由と西海岸経由の2ルートあるが、1等車を利用する場合、食事無料のVT(西海岸ルート)か食事有料のGR(東海岸ルート)であり、食事の有無が選択肢となりうるだろう。

    6.Javelin
    今回一番乗ってみたかった列車。日立製作所製のイギリス最速の高速電車で、ロンドン(St.Pancras)とアッシュフォードやドーバーを結んでいる。日立のTVコマーシャルにでてくる青い電車である↓。
    http://www.youtube.com/watch?v=-_FFDX0yqKg

    車体は新幹線であるが、車内は近郊電車仕様で、そのミスマッチ感がおもしろい。つまり外観は新幹線で車内は横須賀線や東海道線の電車のようなもの。さすがに日本製だけあって日本車の雰囲気がある。乗り心地は路盤がイマイチなせいか日本の新幹線よりもいくらか揺れるような気がしたが、他のイギリスの路線よりは良い。
    乗って楽しいものではないが話の種になるだろう。

    以上

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    興味深く拝読しました。

    イギリスの鉄道会社も進化している、ということのようですね。

    イギリスでは、(日本の国鉄時代のように)長距離の各停が多く見られました。
    日本では効率向上のためにどんどん短い編成、短区間運行に移行しています。
    その点では、イギリスも変化していますか?  旅客には不便なことですが。

    さて、引用のリンク先、日立のCMのナレーションに違和感があります。
    「 発電したエネルギーを蓄えて再利用する」 という部分です。
    エネルギーは、発電して作るものではないでしょう。

    「 減速(制動)時に発電した電力を蓄えて」 なのでしょうね。


  • イギリス鉄道事情あれこれ(2)

    3.駅の改札
    「イギリスの駅には改札がない。」とガイドブックなどに書かれているが、これは間違いである。確かに以前は近距離列車のフォームには改札があったが、長距離列車のフォームには改札はなかったと思う。しかし、現在は多くの駅・プラットフォームには改札があった。

    ロンドンの駅では、PaddingtonはHeathrow Expressのプラットフォームには改札はないが、それ以外のフォームは改札がある。St.Pancras,Victoria, Waterlooはすべてのプラットフォームに改札がある。Eustonは改札はないが、Virgin Trainsのフォームには数名の係員による乗車券のチェックがある。地方の駅では改札の形態は様々であるが、改札があるところが多い。駅(プラットフォーム)によっては、「発車時刻の30秒前に改札を締める。」と表示されている場合があるので、駆け込み乗車は厳しい。
    改札口には係員がいるので、パスの場合は見せるだけで出入りが容易に可能。

    4.時間に正確
    今回認識を新たにしたことのひとつが、意外にも列車運行時刻が正確であること。5分以内の遅れはあるものの、それ以上の遅れはきわめて少ない感じである。以前はもっと遅れたような記憶があるが。私はここ数年にわたり毎年ドイツの鉄道を利用しているが、ドイツよりもはるかに正確であると思う。

    発車時間よりも数十秒前にドアが閉まることがある。さらに驚くべきことには、駅のデジタル時計の表示が発車時間に達していないにもかかわらず、列車が動き出すことがある。つまりフライング。発車時刻が15時00分の場合、14時59分50秒あたりで発車する。実際に問題はないだろうが、このような例を知らないのでビックリした。なお、ヨーロッパの列車は遅れも多いが、逆に早着することもある。スペインのAVEでは5分ほど早着したことがある。

    前回ローカル線でキャンセル(運転取止め)があり、たいへんな経験をした。今回もキャンセルがあったが、頻発している幹線だったのでことなきを得た。あいかわらず突然のキャンセルは時々あるようだ。

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    Euston駅の改札とフライング

    Euston駅、プラットフォームの8~11番へは自動改札があります。これらのプラットフォームは主にLondon Midland線とLondon Overground線の列車が発着します。

    Euston駅でもフライングあり。10秒どころか30秒以上前に列車のドアが音もなくスルスル閉まり発車します。何回か危ない目にあってこちらの列車運行に慣れてしまうと、JRなどのホームでの案内のうるささがとても耳障りに感じます。

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  • イギリス鉄道事情あれこれ(1)

    1.ブリットレイルパス
    今回はブリットレイルパス(イングランド)8日間用を使用。今回の旅程では6日用で十分なのだが、ブリットレイルパスは4日間のつぎが8日間用で6日間用はない。その料金差も小さいので8日間用とした。その結果、1日目はHeathrow Expressだけという、もったいない使い方をした。
    パスはVisit Britain↓で購入した。地球の歩き方より、パス料金・送料ともにこちらのほうが安かった。地球の歩き方には、もっと営業努力してもらいたいものだ。
    http://www.visitbritaindirect.com/ja-JP/

    一般の人はレイルパスよりもネットで早割り切符を買った方が安くあがると思うが、私は鉄道マニアで異常な移動をするのでパスが有効。一般論として、パスは安く移動するためのものではなく、利便性を確保するためのものであると言える。

    2.オイスターカード
    ロンドン市内の移動にはオイスターカードを利用した。2年前に上記Visit Britainで購入したVisitor Oyster Cardを使った。有効期限がないという優れもので、若干半信半疑であったが約2年間のブランクがあっても、問題なく使うことができた。もちろんtop up(チャージのこと)も問題なくできた。

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