Q&A

ゴルナグラート登山電車の切符

公開日 : 2010年05月30日
最終更新 :

これが同切符の表裏の写真です。スキャンしました。
名刺大、JRの長距離切符とおなじくらいの厚さ、硬さです。
http://www.shinshu-a.com/cgi_image/sdbbs/829.jpg

手でなでても、でこぼこはありません。

自動改札機があるのですが、切符挿入口がありません。
とまどっていたのですが、どうやら非接触型のようです。
センサーの位置が低いのは、ズボンのポケットに入れて
おけば自動検出するようになっているのでしょうか。

使い捨てであり、かつ、使用期限が1週間くらい未来
になっています。

これが、リードオンリーのRFタグだったら、期限内に
何度でも乗れてしまいます。

乗り終えてから、切符売り場で 「これは自動的に
バリデートされるのか」と質問してみました。こたえは、
「そう、1回しか乗れないです」 との回答。

スイカ等は、かなりの厚みを持っています。ぺなぺな
でフレキシブルな切符で、双方向通信ができるとしたら
えらいテクノロジーです。私は、それが実用化できている
とは知りませんでした。

で、識者のみなさんに質問です。
「この切符は、本当に、双方向通信のRFタグなの?」

<補記>
この切符は、一度、改札機を通ったよ、という情報を
切符に書き込まないと、何度でも乗れてしまう。
= バリデーションには、双方向通信とメモリーへの
書き込みが必要。

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3件のコメント

  • 双方向も可能

    GGA02757さん、こんばんは

    チケット情報は、偽造や不正を防ぐために、仕様は秘密になっていると思います。

    現在では、特殊な不揮発性メモリを使い、フラッシュメモリのように電圧を上げて書き込まなくても、低い電圧で高速で書き込めるRFIDトランスポンダが使われているものもあります。
    この不揮発メモリは猛烈な特許の山で守られています。
    厚さも、ICのシリコン自体は0.01mm位なのであとは強度の問題だけです。アンテナの微調整も、レーザトリミングの技術で精密に行えます。
    そのため、双方向のRFIDは世界中で、すでに非常に多く使われています。
    ただ、RFIDの詳細はメーカの秘密事項となっていて、多くは語られません。

    あるメーカのホームページからの引用です。ご参考までに。

    European ski resorts looking for a cost-efficient way to identify skiers, shorten lift lines and increase revenue discovered that RFID provided the ideal solution. They employed an integrated electronic ski pass based on RFID technology which allows skiers keep their lift ticket in their pocket since it can be read through the fabric instantaneously and at a distance. Remote-operated gates detect a valid ski pass and open automatically.

    A core feature of this system are the 13.56 MHz RFID transponders (a tiny microchip with antenna). Each transponder has a unique identification electronic code, which are laminated into the ski passes.

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    まさにこれですね!

    ま~おじさん、これこそ私の知りたかったことです!

    a cost-efficient way to identify skiers  
    そうなんです。使い捨ての切符という安いものに使
    われるようになった、ということが、私には驚きでした。 
    (まあ、切符の製造コストより、スキーヤーの不正使用防止
    による売り上げ増加金額とバランスすべきでしょうが)

    勤めていたとき、強誘電体を使った不揮発メモリーの
    開発に関係していました。当時は、とても切符に使える
    ほどのコスト見通しはなかったのですが、世の中、進んで
    いるのですね。(おかげで、ずいぶん海外出張をして
    しまいました)

    ツェルマットの切符売り場のお姉さんには、思わず
    「非接触で切符に書き込めるの? 凄い技術ですね」
    と賛辞を送ってしまいました。

    でも、切符のどっかに 「これは非接触で改札します」
    と書いておいてほしいな。改札機で、切符挿入口が見つ
    けられずに困るオジサンもいるんだから。

  • この電車の稼ぎ時はスキーシーズンなので・・・多分。

    スキーシーズンの長いツエルマットではこの登山電車がスキーエリアの中心になっています。 スネガ地区やテオドール氷河地域のスキー場からフーリ経由でリフトでつないで(このリフトはしかも冬季だけ運行です)行ったりきたりが出来ます。

    つまり冬季はほとんどの利用客が単数、半日、1日、・・・シーズンチケット。イタリア地域もカバーするもの・・。大人、子供、学生、シニアー。さらに 1日券は通常のとは別に、午後+翌日の午前というパターンまであるのです。

    つまりこのエリアの乗り物全ての改札機・・は非接触型の認識可能装置が設定されているようです。

    詳しい仕組みは存じませんが、このシステムはもう5-6年前から稼動しています。

    登山鉄道だと思うからびっくりされたのだと思いますが、スキーシーズンには普通のスキーリフトかゴンドラ並みの利用頻度なんです。

    お答えになっているかどうかはすこし心配ですが。

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    私はスキーはしないのですが・・・・

    ぼうふらおじいさん、情報、ありがとうございます。

    確かに、途中駅を観察すると、標識や大きな時計から
    スキー客を想定していることがよく見とれました。今は
    ほぼ無人駅になっています。

    私はスキーをしないので、最近の(日本の)スキー
    場でのパスの事情を知りません。ひょっとして、日本
    でも、このタイプの非接触タイプが導入されている
    のでしょうか。(多分、そうなんでしょうね)

    となると、残る疑問は、1回かぎりの切符における
    バリデーションの方法です。

  • それとも・・・・・

    すべての改札機がデータセンターに接続されており、
    かつ、すべての切符に固有番号が付与されているのだ
    ろうか。

    そうすると、特定の切符が、いつ、どの駅を出入りしたか
    サーバーに記憶されるので、リードオンリーの切符でも、
    2度、使うことができないようになりますね。

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