NGO,NPO

NGO,NPOはそもそもボランティアでは無く、非営利団体ですね。営利と聞けば「金儲け」を連想しますが、そうではありません。営利とは儲けた金をその団体の所有者達に分配する事です。一番身近なのは株主配当ですね。昨今の社会情勢では「企業は株主の物」とのフレーズが結構流れていますが、企業が儲けた利益を企業のオーナーである。株主に分配している訳です。例えば、私が発行株数三億株の企業の株、一株を買った場合、私はその企業の1/三億を所有した事になるのです。この場合はその企業の従業員の机の消しゴムは私の物なのかもしれません。その消しゴムで得られた企業活動の利益は私に入る事になるわけです。

話しは長くなりました。ではそのNPO,NGOの位置は、「金儲けをしても良いけれども、それを所有者に分配してはならない。」のです。その利益は新なプロジェクトに回して、どんどんと新たな事に挑戦をしていく。これがNPO,NGOの社会的な役割でもある訳です。例えば、その国の人と共同で排出権取引に目をつけて、開発途上国で非電化や、火力などの温暖化ガスを発生させるような設備を使わない発電を普及させ、それを取引の材料に使う。これが開発途上国でも大都市などに隣接した工場群のある場所ならば、日本の企業が乗り出しやっているのですが、地方で小規模の集落とかになるど話しは別です。このような場所では技術力があり、機動力も備えているNGOの活躍の場となる訳です。そうして得られた利益はそのスタッフの給与に、そして、次のプロジェクトの内部留保に、ある程度目処がついたら、その集落の人に譲渡して次の行動に移す。金儲けと開発途上国の開発が両立する訳です。

開発途上国に対しての寄付とNGO,NPOは似て異なる物だと私は思います。

そして、「恵まれない国の人々」のフレーズをちょくちょく耳にしますが、私はこの言い回しは好きではありません。私達は彼らの自立を助ける立場、自立をしようとする人々に対して「恵まれない人々」は酷い言い方だと私は思います。

  • いいね! 0
  • コメント 1件

1件のコメント

  • 話題がそれてきちゃいましたね・・・

    NGO,NPOは非営利団体で間違いありませんが、中にはその活動内容から
    ボランティア団体とメディアで言われることがありますね。
    その方が庶民に理解されやすいですから。厳密には意味が違っても。

    「恵まれない国の人々」というフレーズ、この言葉に敏感に反応する
    人が現れることは想定していましたが、あえて使いました。
    なぜなら、分かりやすいからです。

    ここが大事なのですが、今回のトピの目的は、世界には悲惨な現状が
    あり、食べるものが無くて亡くなっている人がとても多い。少しでも
    手助けできることは無いのか? が、一番強調したい部分です。

    強く訴えたいことがあっても、それが回りくどい言い方(正しい言い
    方であっても)で、伝わりづらい言い方であっては、本来の目的を
    達成することは出来ないのです。いかにわかりやすいかが重要。

    そういう理由で「恵まれない国の人々」というフレーズを使っていま
    すから、敏感に反応しないようお願いします。

    それよりも、話題がそれてきているので、この話題はこの辺にして
    もらえるとありがたいです。
    本来の目的よりも、違う方に目が行っちゃいますから・・・。
    それではこのトピの意味がなくなっちゃいます。

    やっちゃん

    • いいね! 0
    • コメント 1件

    Re: 話題がそれてきちゃいましたね・・・

    そうでしたか。でも伝わりやすいとは同時に誤解されやすいと言う事であり、理解されやすいとはまったく別物ですよ。その典型がボランティア団体ですね。私の家の近所にも沢山ありますよ。ペットボトルのキャップ集めとか、絵本の読み聞かせとか。

    • いいね! 0
    • コメント 0件