病気になって帰国しました。・・・・・

きらぼしさん、こんにちは。

私の経験・・・11年前の話ですが・・・・。

 UAでシカゴ経由でカリブ海に行く予定でした。もともと行きの飛行機でも調子が良くなかったのですが、トランジットで泊まったオヘア空港のヒルトンホテル・・・で病状は悪化しました。熱がある状態で呼吸困難になるくらいのたんがからみ、咳はごほごほ・・・・夜の22時ごろ、これ以上旅行できない。と断念すること決めました。

 さてどうするか・・・・保険は入っているのですが、翌日は日曜日。もちろん、シカゴであればそんなに苦もなく治療が受けられるのですが、ここで病院に行ったところで帰国日が延びるだけで意味がない。・・・もうひとつ恐れていたのは、インフルエンザではないか・・・ということ。FAAの規則では、感染症にかかっている人間は飛行機に乗れない、確か感染症にインフルエンザが含まれているのでは・・・・。とにかく、明日の便で絶対に東京に戻らなければいけない。強く、決意しました。持っていたチケットは一週間先の日付の入っている、予約変更不可と明記している、格安FIXチケットです。

 まず、作戦を考えました。「親が急病で・・・」と親をだしにするのも、どうかと思い、「東京の友達が交通事故にあって、すぐに帰らなければいけない。」・・・・頭がもうろうとするなか、英作文でだいたいのストーリーを紙に書き出し、音読して頭にたたきこみました。

 翌日は朝五時にチェックアウト。とにかく「緊急事態」なのですから、早い方がいいです。チェックインカウンターに行って・・・・UAなのでたくさんのカウンターがあります。12月だったのですが、この時期はイリノイ州の畑は農閑期で、「空港にアルバイトでもいくべか・・・」という農家のおばさんアルバイトがオヘア空港には多いという話を聞いたことがあって(多分ガセでしょうけど)とにかく「パートタイム風のおばさん」係員をターゲットにしました。杓子定規にルールどおりにせず融通を効かせてくれて、さらに、どこの国でも「訳の分からん外人」に一番弱いのはおばさん係員(私の経験論です。念のため・・・)という確信がありました。・・・

 「ターゲットのカウンター」に行き、おもむろに「このチケットを変更して、今日の便で帰りたい。なぜならば・・・」だいたい昨日の練習どおりに行きました。最初に言われたのは「シカゴから先のチケットは返金なしで無効になるわよ。」・・・そんなのは全然かまわないです。今日の東京行きに変えてくれればいい。・・・手続きに入ってくれました。途中、びしっとした女性マネージャーがやってきて、これはやばいかも・・・・と思いましたが、変更してくれました。一番の「勝因」は当時のUAはシカゴ東京線が一日二便あったこと。だと思いますが・・・・

 飛行機に乗ったらきつくて眠れもしません。食事はすべてパスし、心配した米国人のCAは飲み物を何度ももってきてくれました。多少ごほごほしていたのと、いかにもきつそうだったからでしょう。長野五輪に参加するカナダ選手団の一部が乗っていました。・・・・

 帰ってから病院に行くと、かぜだったのですが・・・・・。が、今の時代、もし、インフルエンザと分かっていたら飛行機に乗ってはいけない。と思います。ちなみに、東京-シカゴ往復のマイルとなぜかシカゴ-カリブ海の分の片道のマイルがついていました。

 長野五輪のときの上村愛子は七位くらいだったと思いますが、高校生がもうアラサーになってきているのに、あの時と全く変わらない笑顔ですね。・・・・彼女の笑顔を見ると、「一泊三日シカゴの旅」を思い出します。・・・・・。


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