先日フィリピンに行ってきたのですが、この国は警察官でも信用できないということは行く前に聞いてはいたけれど、そして自分としては精一杯目立たないように警戒していった筈なのに、まんまと罠にはまってしまいました。
これからフィリピンに行こうと思っている人もたくさんいると思いますので、私の体験記を参考にして貰い、同じ罠にはまらないようにしてもらえればと思い、この体験記を記すことにしました。
長いことから、1度にかける文字数が決まっていることでもありますので、適当なところではしょって続きを書きますので、そのつもりで読んでいただければと思っています。
飛行機に乗り込むとまもなくのことですが、6時10分頃に「後5分ほどで滑走路に向かう予定です」と言って、着水した時の対処などのビデオを流し、電子機器の使用は控えるようにというメッセージを流しておきながら、いつまでたってもそのままで動く気配すらもない。いったいどうなっているのかと思っていたのですが、7時20分頃になってようやくエプロンを離れた。ところが、ちょこっと動いたかと思うとそのまましばらく動かないと言うことを数え切れないほど続け、いったいこの飛行機は飛び立つ気があるのかと言いたくなるほどにさんざん待たせたあげくに、なんと8時8分になってようやくエンジンの爆音が激しくなり滑走を始めたのです。
遅れた理由は、アメリカからの乗り継ぎの便が遅れたと言うことのようですが、飛行機が滑走路に近づく直前になってようやく思いだしたかのように言ってくれたのだけれど、全く冗談じゃないなという感じでした。
結局6時15分発のはずが、2時間遅れの離陸となってしまったわけです。
タイに行った時も30分ほど遅れたけれど、このときには到着時間は変わらなかった。しかし、2時間もの遅れを取り戻すことなどできるはずがないと思っていたら、案の定到着したのは現地時間の11時25分。日本時間では0時25分でした。
このあおりなのかどうかはわからないけれど、荷物を受け取って外に出てみると両替所がすべて閉まっていたのです。全く悲惨としか言いようがないのですが、お金がないのではどうすることもできない。
そうした場合の方法はあるはずだと言われるかも知れないけれど、これまでヨーロッパやアメリカそれにタイにも行ったことがあるけれど、みんなどの空港も両替所は開いていたので、どこの空港も両替所は開いているものと思いこんでいたわけです。
タイに行ったときもフィリピン行きと殆ど出発時間は同じだったけれど、そしてタイの方が遠いので遅れなくても到着時間は深夜になることはわかっていたので、多少不安はあったのだけれどタイの国際空港では何カ所も両替所が開いていて、何の問題もなかったのですっかり安心していたわけです。
しかし、マニラの国際空港では3カ所ある両替所は全て閉まっていてどうすることもできない。とにかく、ペソが全くないという状態ではタクシーにも乗れないし、ホテルにも行けない。おそらくホテルも前払いを言われる可能性が大だからで、それで通りかかったガードマンらしい制服を着た男に両替所はいつ開くのかと聞くと、9時だという。 もう、到着早々絶望感しかないという状態に追い込まれてしまったのでした。