09/03/02 12:18

Berlin(Preußen)最初の鉄道

ドイツで一番最初に造られた鉄道はニュルンべルクとその郊外を結ぶもので1835年に開通。ベルリン(ということは同時にそこを首都とするプロイセン)最初の鉄道はそれに遅れること3年の1838年にベルリン-ポツダムの区間で開通しました。その一部は現在でもS-Bahnとして残っていますが、ベルリンのターミナル駅であったのがポツダム広場にあったPotsdamer Bahnhofです。

いまの地図で言うとStresemannstraßeとLinkstraße、Landwehr運河、Köthestraßeに囲まれた土地。建物で埋め尽くされつつあるポツダム広場でただ一角開けた空き地のあるその空地がかってのPotsdam駅があった場所です。

第二次世界大戦中の空襲で大きな被害を受けたポツダム駅は、戦後ごく短い間、水没したS-Bahnの南北線の代わりに始発、終着駅として使われたことがありますが、まもなく廃止され、ながらく瓦礫が放置されていました。このあたりでは東西占領地区の境界線はStresemannstraße-Ebertstraßeですが、この駅の敷地は西のBritischer SektorでもUS Amerikanischer SektorでもなくSowjetischer Sektorに属し、壁構築後も壁の西側にありながら立ち入ることのできない土地でした。ようやく1972年に東の政府と西ベルリン政府(「西ドイツ」に非ず)の間の協定(基本的には双方の飛び地の交換整理ですが、この敷地は確か金銭で譲渡されたと思います)で西側に所属することになったものです。

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