09/03/02 11:59

詳しく見てまわるとテロのトポグラフィー、チェックポイントチャーリー界隈だけで半日から一日

ベルリンの旧市街地は地下鉄やS-Bahn、バスが網の目のように走っているのでこれを使えば効率良く見物できそうなものですが、今回のような目的の旅ですと、見たい物、見るべき物から次の目的まで結局歩くことになって結構時間がかかります。

お好みでどこからどうまわっても良いと思いますが、一つの例として、前のコメントに書きましたS-BahnのAnhalt駅(地下)で下車して地上に出ます。大戦末期にSSの愚行で水没させられた駅、トンネルには1984年に東のドイツ国鉄(Deutsch Reichsbahn)から西の交通局BVGに経営が移されるまでその水に浸かった跡が壁に残っていたそうですが、いまは何も残っていません。

地上に出ると撤去された長距離駅の正面の壁の一部が残っています。ここからベルリン市議会、テロのトポグラフィーへと足を運び、Wilhelmstraßeを横切ってチェックポイントチャーリーへと進みます。この東西の検問所はケネディーやフルシチョフなど世界史でおなじみの人物が立った場所でもあります(近所にその写真が展示してあると思います)。検問所のバラックはイミテーションでオリジナルはダーレムの駐留軍博物館に保管展示されています(わたしはここでアメリカ、イギリスの諜報機関によって境界線下に設けられた傍聴用のスパイトンネルが展示されているのを見たことがあります)。

チェックポイントチャーリーからZimmerstraßeをさらに西に進むと確かMarkgrafenstraßeとの交差点あたりだったと思いますが、Peter Fechterの追悼碑があります。この青年は壁ができてからほぼ1年後に、友人と2人で西側への逃亡をはかり、監視兵に発見、発砲され、逮捕も手当てもされないまま1時間近くその場に放置され失血死しました。

長くなりましたので続きはまた別のコメントで

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