09/02/28 17:05

古街・古鎮について

〔成都市内の古街〕
成都市内には、現在四つの模倣古街があります。建設された順に、琴台路、錦里、文殊坊、寛窄巷子です。

このうち、錦里は完全に観光用として、武侯祠に隣接して、作られた街で、お土産屋・軽食屋・喫茶店・ホテルなどがあります。他の三つはもともとの街はありました。琴台路は、最初に再開発され、古街として生まれ変わり、道の両側にレストランや宝石店などが軒を連ねています。

文殊坊は、古刹文殊院を中心に歴史文化保存地区として、周辺を再開発中のところで、ここも観光用として、土産物屋・軽食屋などが並び、戸外でのパフォーマンスも行われます。この回りのアパートも外観に古い装飾を施し、古街の風を見せています。(私のブログの2006年12月記事参照)なお、この再開発の関係で、ゲストハウスの成都観華青年旅舎(現成都老沈青年旅舎 一環路北四段211号)は移転しました。

寛窄巷子も、歴史文化保存地区で、再開発と町並み保存を行い、昨年6月にオープンしました。ここにももちろんお土産屋やレストランなどがありますが、従来からの住民も一部がそのまま居住し、そんな関係で引き続き路上の茶館「茶馬古道」を出しています。寛窄巷子は町並み保存という点で、他の古街とは異なるのです。詳しくは、私のブログの2008年6月の記事をご覧ください。

〔古鎮〕
洛帯古鎮 成都市の東18kmに位置し、市内に最も近い所です。本鎮は蜀第一の客家の鎮と呼ばれているように、元来客家の集住地でした。ここには各地の会館(他省からの在住者の集まり場)が建設され、これが現在でもかなり残されています。この会館が残されいるのが古鎮たるゆえんです。ですから、町並み自体はむしろ現代化しています。その中に、清代の会館が点在しているわけです。広東会館・江西会館などで、ここの中に茶館などもあり、時代をスリップできます。

黄龍渓 川に沿った古鎮で、数年前に再開発され、観光地として設備が整ってきました。その点で、以前より整いすぎているかもしれません。ですが、それでも住民も居住しており、古鎮の趣は残されています。成都市からは日帰りが普通ですが、鎮内にホテルもありますから、ゆったりと1泊することもできます。

陳麻婆豆腐西玉龍店は、確かにサイトの載せられいませんね。ですが、ここが現存するもっとも古い店で、いわば本店です。陳麻婆豆腐を名乗る店は、幾つかあります。サイトに載せた以外でも、北駅前・人民北路(文殊院横)などです。なお、杜甫草堂前店( 陳麻婆川菜馆)は、陳麻婆豆腐の商標権を持つ成都市飲食公司が、数年前に観光用として開いたレストランです。

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1件のコメント

  • km45様

    古街、古鎮それぞれ別々に詳しく教えていただきありがとうございます。
    ブログの記事とあわせて研究し、その資料を片手に出かけます。
    陳麻婆豆腐店はせっかくですから、西玉龍本店へ行ってみたいと思います。
    これまであれこれ質問してすみません。
    本当にどうもありがとうございました。

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