ワディラムのツアー?について

ワディラムの沙漠のテント泊は、とてもお薦めです。
ツアーというのが、どのようなものをご期待されているのかが不明なのでとんちんかんかもしれませんが。
まず、

1 ワディ・ラムの沙漠テントには、大きく分けて大型テントと小さなテントがある。

大型テントは、ツアーバスも寄せられて、テントの数も多く、レストランや時にはバーもあり、夜にはダンスなんかでどんちゃんさわぎもあったりするところで(ない場合もあります)、もちろん電気も来ています。小さなテントは、大型バスが入れないワディラム村集落より南の沙漠内に点在しており、せいぜい20人ぐらいの収容力のもので、電気はないので夜はガスランプ、シャワーはあっても常温という感じです。ですから、ワディ・ラムツアーと言っても、どんなテントに泊まることになっているかで、その雰囲気は大きく変わります。

2 相場はあっても定価はない世界

これは中東諸国全般に言えることですが、ツアー代、あるいは宿泊料についても、定価というものは存在しません。もし定価があるとすれば、それは相場よりかなり高く設定されていると考えて、まあ間違いはありません。たとえば、ワディラムのビジターセンターに掲示されている値段は、ある意味定価と言えるかもしれませんが、相場よりはかなり高く、私自身ならその値段で依頼しようとは思わない値段ですが、まあ、それを安心料と思えば、それはそれなので、その辺はご自身で判断を。

ちなみに、小さなテントなら、1泊2日 ザルブといわれる地中焼きのうまい夕食と簡単な朝食、それに3〜4時間の沙漠ジープツアーがついて、ガソリン代が高くなった現在でも安いところなら1人35JD前後だと思いますが、それが、何人からのグループから適用されるかは、テントのオーナーの考えと、その日の状況次第といったところでしょうか。

内容と料金にこだわるのであれば、オーナーに直接電話かなにかで、交渉するのが一番です(歩き方掲載のテントでも、オーナーテントです) 他人が介在するツアーだとそれができないのが一番のネックですね。ツアー申し込みの時点での条件が現地で守られるとは限りませんし、当日の状況で条件がどうしても守れないという場合も、現地の商慣行やさまざまな環境で起こりえますし、そもそもその条件がいいのか悪いのか、現地で条件が変わっても不可抗力なのか、相手の怠慢なのか、なかなか判断つかない場合も多いので。

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1件のコメント

  • Re: ワディラムのツアー?について

    詳しい情報をありがとうございます。できれば小さなテントに泊まってみたいと思っています。
    砂漠へのツアーは去年のモロッコで体験済みなのですが、そのときは雨の影響でテントでのキャンプが不可能になり、近くの休憩施設で参加者全員で雑魚寝になってしまいましたので。それはそれで楽しかったのですが。今回は満点の星空を眺められたらと思っています。

    アンマン在住とのことなので、お伺いしたいのですが、アンマンからエルサレムに行くのは意外に容易なのでしょうか?三大主教の聖地であるエルサレムには昔から憧れがあり、いつか行ってみたいと思っていたのですが、治安面を考えると当分無理だとあきらめていました。しかし先日どちらかのサイトで、ヨルダンを旅行される方に「アンマンに行くならエルサレムがすぐ近くなので、行ってみては?」と助言されている方がいらっしゃいました。可能なら私もスケジュールに組み込みたいのですが、お考えをお伺いできますか?

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    答えづらい質問ですが

    現在はアンマンに住んでいませんので、新鮮な情報はお伝えできないのですが...

    アンマンからエルサレムへの往来は、容易と言えば容易、めんどくさいと言えばめんどくさいという、なんとも歯切れの悪いものになってしまいます。以下、歯切れの悪い文ですが...

    エルサレムへの直行バスはありません。ただ、国境にはシャトルバスが走っていますし、イスラエル側がミニバスになるので頻度が少なく、物価が高いので運賃も高いという程度で、その気になれば乗っている時間は双方合わせて2時間くらいです。

    ただし、特にイスラエルへの入国審査はとんでもなくめんどくさいです。審査上に着くと、まず荷物を全てコンベヤに載せて、別途審査に回し、手ぶらになったところで入国審査です。この際、審査官(若い兵士が多い)の機嫌を損ねると、最悪の場合入国拒否(拒否と大きく書かれたスタンプが押され、次回以降の入国にも支障が出ます)となります。また、なにかひっかかると別室に入れられ、いいとも悪いともいわれないまま数時間放置されたりします。もし、こうなったら、なにをいわれようと、どんどん文句を言って自分の審査の順番を早くしないと、いつまでたっても結論が出ずに時間だけが過ぎて行くことになります。この時点でヨルダンに帰ると言えば、預けた荷物をぶんどるのは面倒ですが、拒否スタンプは押されません。

    というわけで、絶対距離は近いけど、心理的な距離はダマスカスよりずっと遠いというのが、エルサレムです。
    ただ、たいていの場所はどんなところでも、行く価値があるかなど人によりけりですが、エルサレムだけは、さまざまな面で考えさせられることが多いところでじゃないかな、そう思います。

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