夜行列車で国境越えする場合

お問い合わせの事と直接関係があるかどうかわかりませんが、昨年7月にモスクワ→サンクトペテルブルグ→タリン(エストニア)→ストックホルムと旅行したときの事をお話します。
時間がなかったこともあり、ロシア国内の移動・宿泊・ビザ申請はすべて国内の旅行代理店に任せてしまいました。手配する時間も、旅行する時間も余裕があれば、すべてご自身で手配して旅行することは可能だと思いますが、ビザを申請する際に、滞在日数に注意してください。

仮に、2/20にロシアに入国し、2/24の夜行列車でロシアを出発する際に、「ロシアの国境を越える日時まで有効のビザ」が必要なので、もし国境を越える時点で2/25に日付が変わっていれば、2/25まで有効のビザが必要なのです。
タリンに移動するとき、同じ車両に乗り合わせていたチェコからの旅行者がこれに引っかかり、「列車が出発する日」まで有効のビザしか申請していなかったのです。車掌と国境検察官と「列車から速やかに降りろ!!」「一日ぐらい見逃してくれ!!」と夜中の3時から言い合いをはじめ、延々3時間ももめていました。降りろといわれても、外は雷雨で、無人駅には雨をよけるところもありません。結局、この旅行者たちは「ビザ訂正料」ということで、いくらかお金を車掌と検察官に渡したことで見逃してもらったようですが、列車は3時間以上遅れ、タリンから飛行機に乗る予定だった多数の乗客が予約していた飛行機に乗れず、再び問題のチェコ人グループともめていました。

安く行こうとすれば、それなりにリスクもあるという事ですよね・・・。
実は、私たちのビザも、当初は列車出発の日まで有効のビザが発行されたのですが、旅行代理店のほうですぐに気がつき訂正されました。

旅にトラブルはツキモノかもしれませんが、このケースは他の乗客にもかなり迷惑をかけています。
避けられるトラブルを未然に防ぎ、楽しい旅行になることをお祈りしています。




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1件のコメント

  • ありがとうございました

     参考になりました。注意すべき点ですね。
     アクシデントがあって、旅行日程が予定より延びることがあると、困るとは思っております。その点が一番心配なところです。ビザの期間を少し余裕をもたせる手もあるのかどうか、研究するつもりです。
     まだ課題はありますが、何とか頑張ってみようと思います。

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