Q&Aではないのですが、「富士山」と聞くとずっと憧れの山で機上からは是非とも眺めてみたい山なので今回の遭難については経緯が気になります。 夏の富士登山でも耳抜きを絶えずしないといけないぐらい傾斜がきつく頂上までたどり着くのは体力を要するのですが、冬の-27度で強風が吹いている雪の中の富士山はどんなに過酷なのか、よほどの冬山に精通している人でないと頂上まで到達するのは容易ではないと想像します。 34才、43才、まだまだ若く、これからという亡くなられたお二人、残念な事です。
Re: 厳寒の富士山 nontaさま、冬の富士ですが、明治になって禁止された、日本伝統の山岳自然信仰と諸宗教の融合した修験道では、冬山は、その年に亡くなった死者の霊魂が、集う所として、冬季登山は長らく禁止されていました。 富士の冬山は、死者の霊が、厳しい自然に白く清められ、天に登るために集う所とされ、冬山に入り込んだ人間は、死者の霊に祟られ、一緒にあの世に連れ去られるという信仰がありました。 昔の人の知恵と思いますが、そのへんの冬の富士の凄まじさは、新田次郎の「富士山頂」によく出ています。 なお、ホカロンなどは、汗や雪で湿ると、人間の遠赤外線を吸収し、貼った部分だけ凍傷が、酷くなりますね。
Re: Re: 厳寒の富士山 ナッチャンさん、今晩は。 >冬山は、その年に亡くなった死者の霊魂が、集う所として 身の引き締まる思いがしました。 富士山は神聖な山、特に冬場は足を踏み入れてほしくないのかもしれません。 「雪のかかった富士山」、これ以上美しい山は他にはないと思います。 ホカロン、気を付けて使用しますね。
Re: 厳寒の富士山 私は先日キリマンジャロへ登りましたが、若い時には山岳会へ入って岩登りや厳冬期の山へも登りました。 其の時のー25度が冬のグリーンランドでー31度を経験するまでの私の記録です。 富士山は遠くから眺めて白くなっているあたりから上が5合目ですが、夏は5合目までバスで簡単に行けますが、冬登った時は吉田口から歩いて上まで行きます。 良く富士山は冬山訓練の場所として選ばれます。 其の時はのどがからからに乾いてご飯がのどを通らず水で流しこみました。 木がないので風邪が強く実際以上に体感温度は低いです。 私が行った時の前に東大生の大沢崩れでの大量遭難があり碑が立っていました。 あれから私の山登りは50年間のブランクがありましたが、先日登ったキリマンジャロより冬の富士山のほうが難しいです。勿論一人では無理です。 今度の方は南極を目指しているそうですが、わたしと違い南極点だと思いますが二人がなくなってしまっては、それでもと言うのは難しいかなと心配しています。 マッキンレーで亡くなった植村さんもそうですがレーサーとしても頂点を極め今度は冒険家と言われている人は極限の事をする運命なのか大変です。 その点私の様な旅の素人は駄目だと思えば楽に中止できるので命をなくす懸念は少ないので有難いです。
Re: Re: 厳寒の富士山 EAVOさん、お帰りなさい。 もう旅の疲れは取れましたか。 夢がかなって本当に良かったですね。 厳寒の富士山、EAVOさんは経験済みだったのですね。 景色として見る5合目から雪をいただいた富士山はこの上なく美しいのですが、ここを登るとなると地獄になりえる事があるとは… 冬の富士山登頂はフランスのモンブラン登頂よりはるかに難しいと報道されていました。 ただ私が思うに仲間2名が目の前で亡くなり気持が動転している中、さっさと下山出来冷静さを保てる精神力に信じられない気持でいっぱいです。 もし私がそういう場面に即したのならもうショックで言葉も出ず放心状態で思いつめてしまうのではないかと、それほど気持は強く持てません。 一個人の感想です。