レポート

「地球の歩き方」の歩き方

公開日 : 2009年12月02日
最終更新 :

新潮社の『「地球の歩き方」の歩き方』という本を見つけたので、早速購入して読んでみました。

まだわずか30年前は日本の若者が海外に出て自由に旅行しようと考えても、そうした旅行自体が存在しなかった時代だったのです。
したがってその時代は旅行ガイド本も定番のツアーで訪れるような土地のことを紹介するのみで、海外旅行は旅行社にチケットもガイドも手配してもらうのが当然で、どうやったら日本人がひとりで旅行できるかなどという発想すらありませんでした。

旅行のノウハウを盛り込んだ「地球の歩き方」が登場したのはそんな時代ですから、新しい旅行のスタイルを求めていた若い人たちに受け入れられたのは当然のことでした。

読んで感じたのは、シリーズ創刊当時の安松清、西川敏晴、藤田昭雄、後藤勇の四氏の熱意と自由な海外旅行創生期の空気です。
学生たちはアメリカやヨーロッパなどへ自分の力で数ヶ月の自由な旅を始めるようになり、外国でのコミュニケーションの苦手な日本人の手引きとして、「歩き方」はなくてはならない情報源となったのです。

その後は各国編、主要都市編と記述が豊富になり、細分化されていきます。

海外個人旅行がごく普通に行われるようになると、バックパッカー向けの情報だけでは読者の必要とする情報を満たすことができなくなり、万人向けの情報が必要となり、ガイドブックの性格も変容しますが、歩き方のスピリットはどこかに残っていて、この掲示板にもなんでも自分でやってみようという精神が反映しているように感じます。

そういえば、歩き方創刊時のメンバーの安松さんから連絡をいただいたこともありますし、藤田昭雄さんにはお会いしたことはありませんが、最近ビエンチャンの日本人の方からお名前を聞いたように思います。

ひょっとしたら藤田さんには近いうちにラオスでお会いできるかもしれません。

歩き方30年を記念する良い本が刊行されたことをお喜び申し上げます。

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10件のコメント

  • ガイドブックは、旅の前は読まず、旅の最中は開かず、旅の後で読むと楽しいもの。

    僕は「地球の歩き方」について、異常に詳しいんですが。
    その理由は、世界各地の旅行記を書くときに、「地球の歩き方」を読み直しているからなんです。

    例えばいま、1989年の南米旅行について書いています。
    このところ、ペルーのクスコについてずいぶん書きました。

    ペルー旅行(1989)
    http://homepage3.nifty.com/worldtraveller/south_america/peru.htm

    この時は、僕の記憶と、僕の旅行ノート、それから、
    昔と今の「Lonely Planet South America on a Shoestring」も使います。

    それから、図書館から借りてきた、最新版の「地球の歩き方・ペルー」を確認のために、使ってます。

    こうすると、昔と今の変化がよくわかるんですよ。

    旅をする時は、ガイドブックに頼らずに、現地で聞いて、自分で情報を手に入れるのがいいでしょう。
    でも、旅を振り返るときには、「地球の歩き方」を使うのがいいです。

    すると、「地球の歩き方」を客観的に読めて、楽しめます。
    ですから、ガイドブックは旅に出ないで読むと、いいんです。

    旅に出ている時は、ガイドブックは読まない方がいいんです。
    これは、「地球の歩き方」に限らない、旅の定説でしょうかね。

    ガイドブックは、旅の前は読まず、旅の最中は開かず、旅の後で読むと楽しいもの。
    http://homepage3.nifty.com/worldtraveller/guide_book/apres_voyage.htm

    みどりのくつした

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    Re: ガイドブックは、旅の前は読まず、旅の最中は開かず、旅の後で読むと楽しいもの。

    奇抜な事を言って、耳目を引付けサイト誘導する。
    はったり論法が治りませんなぁ。

    「歩き方」社?が提供するこの掲示板をもっと大切にしなきゃ。
    最後の職場なんでしょ。

  • 目くそと鼻くそ・・・

    旅行、特にあこがれていた海外への旅は私にとって新しい世界であり、体験でした。 そこで見る体験するものは新鮮であり、未経験のかたまりであった私にとっては[発見]であり、それは[信実〕でした。

    もちろん未熟のかたまりからみた〔信実〕にしか過ぎないのですが。

    こうした貴重な?冒険心にみちた若者たちの新鮮な体験談をかき集めて後からむ来る若い人たちへの道しるべとして、未熟な若者(+それをお金にする少し年上の人たち)がまとめたのが初めの頃の<この本>でした。

    旅の手引きと言うより 憧れの海外旅行のにおいのする本 だったのではないでしょうか。

    あの時点では それを手にとって旅立つ人はある意味でエリート、ある意味では<はみ出し者>だったのです。

    この本の初めの頃にその経験談を寄せた人たちは 安保騒動を横目に見て混乱の大学を逃げ出した、ある意味では別の大学=実学を探して海外を放浪した人たちでした。

    もちろんそれ以前に出かけた人、海外渡航がまだ許されない?ころに対馬海峡を密航して朝鮮半島に渡り、シベリア鉄道でソ連(当時は)経由での国際青年平和祭へ参加、その間に朝鮮動乱が勃発して38度線が封鎖。
    そのため数年間ヨーロッパに足止め(もちろん旅券なんかありません)。 日本へ寄港した際は国に始末書を書かされて入国を許された海外旅行の先達がいます。

    でもこの人たちは 偉そうな経験談は残していません。 その後少なくとも旅券を持って、(外貨持ち出し制限を誤魔化して出かけた人たちはその経験をまとめて発表し、その経験を自分たちは先達だとおこがましくも
    発言しました。

    いまだにその立場を崩していない<先達>気取りもすくなくありません。

    間違いだらけの本、<地球の歩き方>に当時としては精一杯の、少ない経験を後から来る人の為に書き残した
    事をその後であげつらうことはそれほど難しいことではないでしょう。その間違いを後追いであげつらって優位に立つことのなんと簡単なことでしょう。

    その経験が数年後には陳腐化し、己が経験がたちまち色あせていくことには目をつぶって・・・です。

    初めの頃の未熟な、でもその時点では新鮮だった情報の断片を、未熟な若者たちが一所懸命まとめた本をえらそうに言うことに違和感を覚えるのは私だけでしょうか。

    この掲示板ですら、今でも数年前の経験を現在のそれと疑いもせず、助言する人は、もちろん私への次回も含めて、少なくありません。

    <地球の歩き方>の本はもちろん間違いも多く、完全なものではありませんでした、そのときどきの海外の有名ガイドブックの焼き直しの古い記述に比べれば、新鮮でビビッドなモノでした。

    カビの生えた経験・・もちろん豊富な、かつ貴重なものですが、をいまだに蒸し返しているそれと、すくなくとも海外への憧れと冒険心を踏み切らせるのに役立ったこの<間違いだらけ>の本・・・こんなに売れてきた
    、本とを一緒にする気に離れません。

    えらそうに指弾するその声を私はあえて・・・<目くそ、鼻くそ>といわせていただきます。

    目くそはお役に立ちましたが 鼻くそは・・・いまや老害化しつつあります。

    ・・・役割を終えつつある<本>への挽歌と受取っていただければさいわいですが・・・・>

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    Re: 目くそと鼻くそ・・・

    最近は買わずに図書館でチェックしてますけど、全体に良く書かれていると思います。
    完璧なガイドブックは無いので・・現地に行って微妙な違いにありゃりゃとあわてる事も時々ですが。

    今だJALパック時代に個人旅行したのを自慢に連続投稿している鼻糞がいますが、歩き方が遅れているのではなく、自分が周回遅れになっているのに気がつかないのでしょうねぇ(涙)

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  • Re: 「地球の歩き方」の歩き方

    『「地球の歩き方」の歩き方』は残念ながら(まだ)読んでいません。 
    しかし、「地球の歩き方」には(苦い?)思い出があります。

    私共夫婦は40代になってからダイビングを始めました。
    海外へはちょくちょく行っていましたが、始めて海外へダイビングに参りましたのは「オーストラリアのグレートバリアリーフ」(夫婦とダイビングを誘ってくれた水泳仲間で参りました)でしたので、もううれしくて。
     
    その時、聖書(バイブル)くらいに思っていた「地球の歩き方」を買い、穴が開くほど読みました。
    初めてのオーストラリアでしたので、見るも聞くもはじめてばかりなので、その「地球の歩き方」を頼りとしました。

    が、しかし、書かれている事と現状とのギャップも多々ありました。
    活字にするまでに時間が掛かるので仕方がない事だと思っていました。

    そこで、帰国後、本の巻末にあった「意見」などを書く用紙とそれでも足りなくて別の用紙に「私の感じた事など、冊子の頁と対象させて」書いて送りました。
    (別に「地球の歩き方」を批判した訳ではありませんでした)

    でも、出版社から何の通知(期待していた訳ではありませんでしたが・・・)もありませんでしたし、「新しい冊子」が出ましても、私の指摘した箇所は古い記述のままでしたので、失望してしまいました。  
    (ですから、今は買わずに本屋で参考程度に見るだけとしています)

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    投稿の思い出

    めーじむらさん、こんばんは。

    私も投稿をしたことがあります。

    '87年だったと思うのですが、タイ編の取材をしている女性と偶然にランパーンからチェンマイへ行くローカルバスで乗り合わせたことがあります。ビシっとしたファッションでいかにも”仕事できます”という感じの方でした。

    その年から女性読者へ向けた編集を行う方針だそうで、女性だけのスタッフ3人でタイを3つのエリアに分けて取材されていました。バスの中でみせてもらった彼女のスケジュールは超ハード。びっくりしました。

    なんとなく親近感がわき、日本に帰り投稿をしました。

    内容はチェンマイの後に訪れた、東北部ラオス国境の街、ノンカイの郵便局前にあったレストランの名前。看板にタイ語しかなくて、当時のタイ編には「名前がわからないけど美味しいレストラン」というような紹介がされていました。タイ文字を習っている頃だったので、それがトゥッカッター(人形)ベーカリーと書いてあるのがわかりました。

    もうひとつは駅でもらえる時刻表を英語版だけでなくタイ語版ももらって使うという裏技です。英語版には細かいローカル列車は載っていないのです。時刻表に載っている駅の順番は両方同じなので、タイ語でかかれた駅名も英語板と見比べれば推測できるから使えるという情報でした。

    私はなんか通知があるかなって期待していました(笑)
    でも何もなかったのでちょっとがっかり。

    翌年のある日、本屋で『地球の歩き方個人マニュアル』(確かこんなタイトルだったような)というのが出ていて、それをみたら”トゥッカターベーカリーの名前”と”時刻表の裏技”が掲載されているではありませんか。とても嬉しかった思い出があります。

    残念ながら私の名前もなく掲載誌も送られてくることはありませんでしたが、その後の投稿で掲載誌を5冊(もうすぐ発刊される東南アジア編を含めて)いただいてますのでむくわれています。

    『地球の歩き方』と一喜一怒した私の旅の歴史は他にもいろいろあるのですが、長くなるのでそのうち別な機会に書きます。

    ただひとつ、『地球の歩き方』はもちろん、一切のガイドブックを持たずに旅をした2007年のインドはけっこう苦労しました。翌年はインド編を事前にしっかり買ったのですが、なぜかバンコクから上海へ抜ける陸路の旅になってしまいました。


  • 09/12/03 12:12

    Re:

    あれ、地球の歩き方は一度廃刊になっているので今のは表紙のデザインが似たくさいのと名前が同じだけで別の物だよ。

    >頼ってはいけないとわかっていながらついつい見てしまい失敗の連続
    五・七・五にして川柳にしてくれたら「地球の歩き方川柳」、1票いれます。

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  • 海外個人旅行の大衆的な広がりを支えたもの

    回答をくださったみなさん、さまざまなご意見ありがとうございました。

    わたしが初めて飛行機に乗ったのは1984年2月東京羽田-八丈島線のオリンピア号だったと思います。
    初めて海外に出たは、ずっと後の1991年7月のことですから、掲示板参加者の中では遅い方ではないでしょうか。

    団体ツアーでしたし、歩き方はあえて持たずに出発したのでした。
    その時は3ウエイのバッグを持ちましたが、背負いにくく重いので、その後はショルダーバッグとキャリーバッグに変わりました。

    わたしが『「地球の歩き方」の歩き方』という本を読んで感じたのは、自由な海外旅行が一気に大衆化し広がりを見せたときの熱気でした。ダイヤモンド・スチューデント友の会(DST)を運営しながら海外に出て行く学生たちの手引き書(おまけ)として出発したというのも興味深いことです。
    一歩足を踏み出せば、個人旅行に適したガイド本は当時の日本にはまだ存在しなかったのでした。

    もちろん歩き方を持たずに旅行した日本人も多かったでしょうが、歩き方が大衆的な旅行の広がりを支えたことは認めたいと思います。

    地図も記述も不正確なことが多く、地球の迷い方だと揶揄されましたね。
    しかし、南半球では太陽は西から昇ると書いてあったというのは、ためにする虚言のようですよ。

    ガイド本に書かれた情報のみをうのみにせず、書かれていない情報を自分で補いながら旅行する人には役立つ本だったのではないかとも思うのです。

    『「地球の歩き方」の歩き方』山口さやか・山口誠著 新潮社 2009.11.20刊 1600円(税別)

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  • 地球の歩き方黎明期

    ろっきーさん、こんばんは。『「地球の歩き方」の歩き方』知りませんでした。ありがとうございます。

    80年の3月に歩き方のアメリカ編を持って初めての海外へ旅をしました。(ずっと79年と思い込んでました)
    歩き方の創刊前からDSTのツアーは催行されていたようです。この頃はJALも若者向けにZEROの旅というDSTみたいなスタイルの自由旅行型パッケージとでもいう商品を出していました。航空券と送迎&初日のホテルだけ付いていて、後はトラベロッジのバウチャーを使って自分で予約して自分で移動するというものでした。

    もっと前はそれこそ『なんでも見てやろう』、『さらばモスクワ愚連隊』、『インド放浪』、『深夜特急』の著者達が旅をしたレアな時代でしょうね。書店で『ヨーロッパ一日10ドルの旅』(おそらく10ドルだったような記憶ですが、もっと安かったかも)というアメリカのガイドブックの翻訳はみかけたことがあります。

    確かに昔の歩き方は読書投稿を中心にしていたので、投稿者の主観が強くて?な部分もありました。でも、それはそれで面白かったですね。タイ編にしても'88年版には確か前川健一氏なんかがユニークな投稿をしていたような記憶があります。藤井伸二氏がタイ編を編集していた頃は個性的で面白かったです。

    その頃のインド編にはドラッグ体験についても、”これもインド体験のひとつ”として個人の判断にゆだねるような記述があったりして今とは隔世の感があります。

    生まれて初めて作ったクレジットカードがDSTのDCカード(学生用)でした。それも懐かしいですね。
    前にも紹介したのですが、このサイトにも学生旅行の黎明期の話があります。

    【地球の歩き方創生期】

    http://www.c-player.com/ac44150/

    【学生旅行市場をともに育てた JTB】

    http://www.arukikata.co.jp/30th/gunzo/020903_01.html

    PS

    批判をするのは簡単ですが、パイオニアとして何かを創るのはエネルギーが必要です。批判ばかりしている人に限って情けないことが多いです。

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  • Re: 「地球の歩き方」の歩き方

    1.例えば、添乗員付きのツアーであっても自由時間は自分で歩いて飯くらいは食うくので「地球の歩き方」は必要

    2.あてもなく、一人でパスポートと金だけで海外旅行するにも「地球の歩き方は」は必要

    所詮「地球の歩き方は」その人の使い方一つに利用価値があるのだと思う。

    バックパッカーだけの本では無い。

    「ミシュラン東京」を買ったけど、所詮あまり役に立たない店が多すぎる。

    しかし、その中でも「昼の定食数千円」なら行ってみようかとなる。

    そんな使い方も「地球の歩き方」にもあるのでは?



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  • 旅行初心者を煽るのも編集方針!

    >>外国でのコミュニケーションの苦手な日本人の手引きとして、
    >>「歩き方」はなくてはならない情報源となったのです。

    旅行初心者を煽って儲けるのも立派な編集方針だ。

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  • 「地球の歩き方」について、関係者ならば、本当のことは書けないでしょう(笑)。

    『「地球の歩き方」の歩き方』、六本木のあおい書店で見ました。

    「なんだろう?」と、思いましたが、関係者が書いているんですか。
    それならば、面白くないでしょう。

    僕は最初から「地球の歩き方」を知ってます。

    「地球の歩き方」ヨーロッパ編の表紙にあった一日必要金額の変化
    http://homepage3.nifty.com/worldtraveller/theory/arukikat.htm

    >>「地球の歩き方」は、最初、1980年版として、「ヨーロッパ編」、「アメリカ編」が発行された。

    でも、若者は、それ以前から、例えば、横浜からバイカル号に乗って、ナホトカ、
    それから、シベリア鉄道で、モスクワ経由で北欧に入って旅をしていました。

    >>まだわずか30年前は日本の若者が海外に出て自由に旅行しようと考えても、そうした旅行自体が存在しなかった時代だったのです。
    >>したがってその時代は旅行ガイド本も定番のツアーで訪れるような土地のことを紹介するのみで、海外旅行は旅行社にチケットもガイドも手配してもらうのが当然で、どうやったら日本人がひとりで旅行できるかなどという発想すらありませんでした。

    ですから、上の指摘は大間違いです。

    >>旅行のノウハウを盛り込んだ「地球の歩き方」が登場したのはそんな時代ですから、新しい旅行のスタイルを求めていた若い人たちに受け入れられたのは当然のことでした。

    「地球の歩き方」が出たころはすでに、卒業旅行は一般的になってました。
    逆に、卒業旅行の学生が増えたので、そのために「地球の歩き方」が売れる状況があって、
    それで、「地球の歩き方」を作ったわけです。

    「地球の歩き方」がパイオニアなわけではありません。

    「地球の歩き方」は、卒業旅行という旅行初心者が大挙して海外旅行に出た時代に
    旅行経験の少ない編集者が、学生の旅行レポートを基に作ったものです。

    ですから、特に初期の「地球の歩き方」は、大間違いのことを堂々と載せてました。
    また、いい加減なルートを、推奨していたりしましたよ。

    また、南米編では、「南半球では北半球と反対で、太陽は西から昇り、東へ沈む」と書いていたこともあります。
    ですから、長期個人旅行者の間では、「地球の歩き方」の間違いを笑うのが楽しみの一つでした。

    おそらく、編集者が知らない国や地域を、旅行代理店の情報と、学生旅行者の噂話ででっち上げたこともあったでしょう。
    僕は旅先から、「地球の歩き方」編集部に、間違いを指摘した手紙を出し続けていました。

    例えば、「地球の歩き方・北アフリカ(モロッコ、アルジェリア、チュニジア)」はひどかった。
    僕が間違いを指摘した怒りの手紙を出した後、北アフリカ編は消えました。

    「地球の歩き方」を、どういう風に作ってきたか、本当のことを書いたら面白いでしょう。
    ただ、関係者はそんな事は書けません。

    ですから、結局は、表面だけをなでた、建前だけのつまらない本になっていることでしょう。

    基本は、旅行を知らない人たちが旅行について本を作ってはいけない、てことでしょうけどね(笑)。

    みどりのくつした






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    なるほど

    私も若い時に 横浜からバイカル号に乗って、ナホトカ、
    それから、シベリア鉄道で、モスクワ経由でポーランド・西ドイツ そして自転車で北は北欧・スペインまで旅行しました。頼りはユースホステルの本だけです。デンマークではインドで買ったオートバイで南アフリカに渡り、大陸縦断して来た人に遭い、一緒に少し走りました。彼はキャンプ場で寝て、私はユースで、かなり色々な人と遭いましたが、当時は5ドルで生活の本だけだった。ユースでは小遣い稼ぎで、皿洗いをしたり。楽しい旅行をしましたが、
    後で分かった事が、私の船の後で、船を利用した日本人女性の死を知りました。新聞に大きく出ました。

  • 其の本を読んでいないが!

    トピの2から8行目は本からの抜粋、自身の体験?

    抜粋なら執筆者は主観で書いている事になり、
    事実と相違が有る。

    歩き方 がなくとも沢山の若者は旅行していました。
    勿論今ほどではないが。

    当時の情報源で有名だったのは オデッセイ と言う
    季刊雑誌、格安航空券情報や旅のKNOW-HOW、
    体験リポートなどで構成されていた。

    HISの前身秀インターナショナル他十数社が
    格安航空券を販売していた時期である。


    最近の 歩き方 は年々内容が雑?になっていると
    感じている。現地取材無しに情報を集めているか
    取材力のない人が取材して書いている感じがする。

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    09/12/02 05:31

    Re: 其の本を読んでいないが!

    掲示板に出ている比較的マニアックな人からは厳しい意見ですが、現実は掲示板を知らないで地球の歩き方を持って旅行している人の方が多数だと思います。

    昨日もYHで出会った女性二人組も地球の歩き方の地図を頼りに複雑な市内を間違いなく歩いて私はそれについて行っただけです。

    私が会った地球の歩き方を持って旅行している人のほとんどは掲示板の事はあまり知りませんでした。
    掲示板の常連はあなたも私もを含めて多数派ではなくいわゆる変わり者が多いと思います。

    理屈っぽい人が多いのは確かですが、変わり者が悪いと言っているわけではありません。

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