レポート

アブダビとドバイ・・・旅行博より

公開日 : 2009年09月21日
最終更新 :

 旅行博に限らないけれど・・・・ドバイとアブダビが両方「出店」している時は、突っ込みがいろいろできて、おもしろい。

 去年のアブダビ観光局ブースは閑古鳥が鳴いていたのに、今回は長い列ができる盛況ぶり。来年就航する「アブダビの」エティハド航空とタイアップして、いろいろと配っている。対して、「ドバイ・エミレーツ航空」組は展示も減っていて、元気がない。・・・「本国」のバブルのはじけたドバイを救うアブダビ・・・・が、そのまま持ち込まれているみたい。試しにアブダビブースに並んでみました。

 「アブダビだけでなく、UAEの観光案内とかはありませんか?」もちろん、彼らはアブダビと、観光地として知られるアル・アイン(アブダビ首長国の街)のパンフレットしか配っていない。
「いや、UAEのはないですね。アブダビだけです。」
「たとえばシャルジャ(ドバイの隣の首長国で最近はリゾートホテルが増えている。じゅうたんのマーケットが有名。また、LCCのエアアラビアの拠点)なんかの案内はないんですかね。」
「あそこは別の国ですから、ないですね。」
「エティハド航空って、アブダビの航空会社なんですか?」
「ええ、来年から日本に就航するUAEのフラッグキャリアです。」
「フラッグキャリアだったら、ドバイとかシャルジャにもいくんですっけ?」
「いえ、アブダビだけです。アブダビが拠点です。」
「エミレーツなんかもUAEの航空会社ですよね。」
「いや、あれはドバイの航空会社ですよ。」
「・・・・・」

  私はドバイに友達と行ったときに、1.やはり首都に敬意を表して(?)アブダビに行くこと。2.オアシスと他国に行くこと。(=アル・アインは有名なオアシス。かつ、ドバイから行く時はオマーン領を通る。・・・)3.じゅうたんで有名なシャルジャに行く。をテーマにしていたので、それなりにUAEをうろうろしましたけれど、この滅茶苦茶な国家体制にいろいろ言う人はあまりいない。・・・・もちろん、観光旅行と「国家体制」なんて全然別の話で、軍事政権の強硬姿勢で何万人もの難民を出していようが、ミャンマーのブースはたくさんの人が観光の相談をしていたし、ジンバブエは相変わらずアフリカ勢としてはそれなりのブースを出していたし、フィジーだって国の規模に比べれば立派なブースを出展しているし。・・・

と、話がそれました。というか、もうちょい仲良くやった方が効率もいいだろうに・・・と思うのですけど、歩み寄る気配はないですね。・・・・

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