ナポリの治安について

Re: ナポリの治安について

るな様、ボナセーラ！
先週ナポリから帰ってきました。と言っても滞在時間はわずかですが、始めてのナポリでしたので、正直少しビビッていました。
治安と言う前にまず、うっかり死なないようにとても気をつけました。それは車がとても荒々しく走っていて怖いです。バイクなどもかなり走っていて、道の横断などは危ないです。気が付けば、バイクが現れて、ビックリします。青信号でも気をつけて渡りました。特に信号がない道を渡るのは素人にはかなりハードルが高いです。中々車が途切れません。地元民は車と駆け引きしながら、器用に合間を縫って渡っていきます。これは地元民にくっついて渡るのが無難と思いました。また、走るのはとても危険です。車やバイクから見ると走られるとその方が予測が困難になるからです。また、信号待ちが長いと思ったら、押しボタン式の信号だったりしました。
治安に関しては昼間はスパッカ・ナポリ地区においても街は少し汚めではありますが、そんなに他の街と変わる感じはありませんでした。と言ってもあまり人通りのない道までは行っていませんが。夜はムニチーピオ広場周辺、有名なピザ屋付近のウンベルト１世通りを歩いただけですが、取り立てて怖そうな雰囲気はありませんでした（たまたまかも知れませんが）。ただ、ウンベルト１世通りで夜中(23時頃)にバスを待っていたら、通りすがりの車に大声を出されて脅かされましたので、怖い場面もあるのかなとも思いました。
バスは空いたバスしか乗りませんでしたので、特にスリにも会いませんでした。
タクシーは合計４回乗りましたが、ボラレないように、いかなる金額にも対応出来る小額紙幣と小銭を用意しました。一人は支払うと、とても不満そうに「おーけー(OK)」と言っていましたので、お釣りが必要な額を支払った場合はお釣りがどうなっていたか微妙と思いました。それでも１ユーロ強上乗せしているので個人的には充分だと思っています。もう一回は切りの良い１ユーロ強のチップでＯＫ。また、後の2回はメーターを動作させてくれませんでした。え？ボラレルの？と思いましたが、1回（近距離）は妥当な金額を請求され（予想ではチップ１ユーロ強程度）、もう一回は金額が決まっている規定区間でした。この時は料金を初めに言ってくれた（イタリア語）のですが、高いなと思っていると、料金表を指さされ、見てみると規定されていました。納得したら、その上で走り始めてくれて、良心的な人だなと思いました。規定区間は結構近くても高めの料金が設定されていたりして、そんな情報は入手してなかったので、ビックリでした。駅からフニコラーレ乗り場などのいくつかの区間が規定されています。また、ナポリはメーター料金に加えて上乗せ料金が決まっていますので、メーター料金だけしか払わないと言うわけには行かないので注意が必要です。ナポリの交通に関して以下のサイトが興味深いです。
http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Oak/1672/1/stradale.html
また、「ナポリを見て死ね」と言われる程の美しい景色の意味をしみじみ理解して来ました。メルジェリーナ方面の丘の上方面からヴェスビオ山から昇る朝日を見ると、陽が昇る瞬間も良いかもしれませんが、陽がある程度昇った時に、ヴェスビオ山からメルジェリーナ港に至るまでの海に強烈な太い光が反射し、まるで光の橋が引かれたように一直線にこちらに向って輝く様は、大袈裟に言うと、海が割れて光の道が出来た奇跡が起きたかの様な光景で、ただただ、ここまで凄いとは．．と実感でした。勿論、夜景はよく写真で見かける通りみごとでした。参考まで。