本人の好きなほうで

シャープ＆フラットさんの答えに近くなってしまいますが、ホテルの立地、格、行動
パターンなどに依存すると思います。ミラノのガレリアからモンテナポレオーネ通りに
位置し、観光客が見学に行くと体良く追い払われるホテルでも、宿泊客ならばリュック
姿でも受け入れてはくれます。ドアマンに一度は追い払われるかも知れませんが。
また、駅から徒歩数分とか乗り物（市内バスではなく）で簡単に行ける、またはタクシー
を使うのであればスーツケースでも全く問題はありません。さらに、それなりの服装が
必要なレストランや催しものに行くのであれば、皺にならないスーツケースは必須で
しょう。

また外見との調和も大切です。スーツにリュックは結構見かけますが、やはり不自然。
結局は本人次第なのですが、見てくれを重視する人には耐えられないでしょう。
これと同じことで、それぞれに合った格好があると思います。

電車移動が多いとのことですが、ごく普通の移動パターンです。全て都会ですので、
スーツケースでも問題ないと思います。ただし、全て郊外（ベネチアは離島とかメストレ
でもない限りそれはない）で、移動は公共バスとかならば、スーツケースを諦めたほう
が宜しいでしょう。

服装に関する一般論です。島国と大陸とでは気温の差から天候の変化が違います。
また日本のような島国になると高い山を挟んで極端に異なります。世界的に冬の
寒さがなくなっているような気がするのは確かなのですが、特に大陸では、朝晩
の温度差と夏のような気候が一変し真冬に弱戻りとかは良くあること。これが
季節の変わり目にあります。確か昨年の3月頃ではなかったでしょうか。アテネ
で雪があったのは。スペインでは一昨年に4月に雪が降ったと記憶しています。
以前4月に行ってあまりの暑さで参り、北へ逃げたものの、それでも暑く、
ばてたことがあります。イタリアは半島なので、丁度中間。

唯一言えるのは、行く直前の天気動向を見極めて、対応を練れば良いと思います。
気温15度で、厚手のコートは邪魔でしょう。薄着で行って現地調達するという手も
あります。イタリア製の高級品でなければ、Zaraなどの製造コスト削減ブランドが
それなりの値段で手に入るので買うということは可能です。勿論、思い切って
イタリアブランドに手を出すことも可能ですが、私の場合、イタリアのとある街で
気に入って買ったとても高いコートを持っていますが、最近の冬の暑さのために、
着ることがほとんどなくなってしまいました。また、人間とは意外に強い生き物で、
鍛え方（大げさな表現で、習慣とでも言いましょうか）によっては、零下の外気でも
コート無しで動けます。実際に、靴の先から冷感が伝わってくるソウルの真冬で零下
6-7度。ところが韓国人男性はスーツ姿で元気よく歩いていました。一方、今の
台北市内は最低でも17度くらいで日中は20度を超えています。それでもダウンジャケット
にマフラー姿です。