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大雪山で10人が亡くなりました

公開日 : 2009年07月18日
最終更新 :

皆様もご存知の通り、大雪山系トムラウシと美瑛山で10人が亡くなりました。
旭岳からトムラウシ縦走ルートは、森林限界の上の尾根を延々と歩く、大変距離の長い縦走路なので、気温低下の中で動けなくなるとこのような悲劇が起こってしまうのでしょう。
晴れた日の大雪は素晴らしいお花畑の連続で、魅力的な場所なのですが。

ニュースなどでは、気候や天候の問題を取り上げていますが、旅行好きの人間にとっては大きな問題をはらんでいるように思えます。
今回は、山岳トレッキングを扱う専門旅行社のツアーで、大人数とはいえ十分なガイドが同行しているツアーのように感じています。
もし、自分が「今日の天候は出発するには危険かもしれない」と思っても、ガイドの方たちに「留まった方が危険です。出発しましょう」と言われたら、山のルールとしてガイドに従わないのは自殺行為とみなされるでしょう。
しかし、お互いのスキルについては誰も知らないツアーなのです。
ガイド・ツアーの危険性を感じてしまいます。

皆さんは、ガイドの指示に逆らってでも行動を決めることが出来るのでしょうか。
それは、団体行動のルールを逸脱するのは明らかです。

行くのも地獄、留まるのも地獄の究極の選択のような気がします。

亡くなった方のご冥福をお祈りします。合掌。

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3件のコメント

  • 09/07/22 22:24

    Re:

    これのツアー会社って結構いい金額取ってたみたいね。その山に精通しているガイドと一緒だから安心ちゅうのを売りにしていたが実は偽ガイドだったというわけね。避難小屋しかないんだから宿のオーナーはいない、結局騙されて命を落としてしまったんだね。この場所、前にも同じような“事件”があってガイドは執行猶予付禁固刑になったらしい。

    海外でもトレッキングツアーでワーホリか何だか知らんが日本人の小僧が一人でガイドのふりして偉そうに振舞うのを1回経験したよ、カブ隊中退の、おいらでもそれは違うだろうなんて事もあるから注意。

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    悲惨な事件

    大雪山には非難小屋しかないのは常識です。
    18人のパーティーは絶対多すぎる!
    しかも、余裕の日程が無いため、悪天候の中非難小屋から出て行ってツアーを強行をしたので、この行為は論外です。
    悲惨な事件でした。

    ガイドといっても、ピンキリなので、偽ガイド・ダメガイドには注意しなければ!

  • この山、登ったことありますか?

    槍、穂高、剣のような峻厳さはないけど、非常に危ない山です。

    奥深い位置にあり、北アルプス等と違って近くに営業小屋が
    ありません。

    特異な形に突き出た「岩の殿堂」であり、風が非常に強いです。

    最後は、巨大な岩が折り重なった道を2時間程度登ります。
    登るためには、岩に描かれたペンキのマークを頼りに、岩から岩へと
    次の足場を見つけながら歩みます。バランスを崩すと非常に体力を
    消耗します。

    霧になればすぐに前の人が見えなくなり、ルートを外してしまいます。
    8月でも、雨で体が濡れればすぐに低体温症です。非常に寒い。

    私は学生時代に2度登っていますが、登るのに適した天気なるまで
    ヒサゴ沼の避難小屋にのべ4から5泊はして待機しています。

    ちなみに、1回めは、5月に仲間を確定し、毎週1度、下宿に
    集まって準備を重ねました。トレーニングもして、地形を頭に
    たたき込んで、8月に津軽海峡を渡りました。

    日本百名山に入ったこと、五色ヶ原から見た(めったにない)晴天時
    のお花畑の写真に「まどわされた」ことなどが、背景にあるのでは
    ないかと推測しています。

    アルプスやヒマラヤ山麓のガイド付きトレッキングツアーと同類で
    考えてはいけません。

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    登ったことはありません

    トムラウシに登ったことはありません。
    以前、やはり高山植物にあこがれて、天人峡から化雲岳、トムラウシを計画したことはあったのですが、このルートは厳しそうということで、一人歩きを断念しました。
    そのときは、旭川より愛山渓温泉から入り、旭岳から層雲峡という銀座ルートで歩きました。
    このルートも素晴らしい景色でした。

    山岳ツアーの難しさを露呈する、大きな出来事だったと思います。

  • 09/07/18 12:21

    悪天候の山は怖いです。

    ま-おじさん、今日は。

    きつきつの日程の中で留まるか、出発するかの決定、難しいのでは。

    3人のガイド、このコ-スの経験者は一人のみとの事。

    各地から集まった人たちでのにわかツア-では各人それぞれ経験もばらばら、考え方もお互いに分からないので何を決定するのにも難しかったと思われます。

    晴れた日の山と悪天候の山とでは天国と地獄、亡くなられた方はお気の毒です。

    誰に気兼ねもなく一人でのんびり山歩きをしていますが気象状況には念には念を入れないととこの遭難事故で再確認致しました。

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    海外で天気予報は気になります

    nontaさん、こんにちは。 暫くぶりで掲示板を覘いて、復活してきました。

    日本国内と違い、海外では当てになる天気予報が入手できるのか気になりますね。
    TV、新聞などで理解できる範囲だと、少し不安だと感じていました。
    山などでは地形の影響で直径200km以内の予報が欲しいですし、天気図などで低気圧と等圧線の動きなど見たいのですが、こういったのを得るのは難しくて。

    経験上、他人の事は考えなくてもよい一人旅だと、逆に私自身は無理せず慎重になって、予定を変えることは多いです。
    風は嫌で、ケーブルカーで着いた中腹の風が思った以上に強くて、そこから先の移動は止めにしたこともあります。

    山岳ガイドさんは、気象状況からの判断が難しいでしょうね。