Re: ツアーについてくる飛行機の復路だけ放棄したらどうなる?

K28さん今日は。
以前はよく投稿していましたが、体調の関係で掲示板を見ることはありましたが、投稿する意欲が起きなかったことと、体調および懐の都合で2年近く海外旅行から離れていましたので1年近く投稿しませんでした。懐具合は改善されませんが体調は少しよくなりましたので久しぶりに投稿いたします。

お問い合わせのテーマについて、どなたかは誰もわからないなどとしているようですが、基本部分に関してはきちんと議論され結論もでております。簡単に言えばツアーに関して言えばその約款にさだめられています。

このトピの中ではツアーに関する部分と格安航空券に関する部分があわせて問題とされていますが、ツアーに関することについてはその中に含まれている航空券に関することも含んでの規定ですから、分けて考える必要はありません。分けて考えても結論は同じなのですが。

ここで言うツアーとは、以前主催旅行、今は募集型企画旅行と呼ばれている旅行のことを意味していますので、そのつもりでお読みください。

トピ主さんは、ツアーでの一部放棄と変更をあわせてお書きになっていますが、この二つの意味はまったく異なりますのでご理解ください。具体的には、帰りの航空券の日付を変えて利用する場合は、放棄でなく変更という扱いであり、旅行会社は旅客からの申し出に応じる義務はありません。もちろん手数料をとるなどして応じることも旅行会社のじゆうですが。

放棄の場合---帰りの航空券は別途自分で手配する場合--旅行会社はこれを拒否することはできません。このことは実施している旅行会社により異なるものではなくすべての旅行会社のツアーに共通する事です。つまり放棄ができるツアーとできないツアーがあるということはありません。2万円でホテルつきのツアーであっても同じです。

放棄する場合必要なことは、旅行会社にそのことを通知することで。態度で通知することも---簡単に言えばいなくなることことも通知の方法のひとつであるとは思いますが、そうすると別の問題が起こる可能性がありますので,口頭または文書で事前に通知することが常識的でしょう。通知の相手方は実施している旅行会社(その使用人またはその旅程管理を担当するもの、添乗員、いわゆる現地係員でまったく問題ありません。)に対してです。

よく承諾を得るべきだ、という意見を見ますが、その必要はまったくありません。一方的な通知で必要かつ十分です。相方がいようがいまいがかんけいありません。すべきことはおなじです。もちろん相方には自分が放棄する旨を言っておかないと、心配すると思いますのでその旨言っておくことが常識人のとる態度だとおもいますが。あなたの放棄により相方が何かの問題を感じることはありえません。ホテルを放棄した場合、さびしく感じたり一人で1室を自由に使えることで喜ぶことはありえるでしょうが。


もちろんここに書いたことの根拠についてはすべて約款第何条のどこどこにこう記されているからと説明できることですが、まあ信じたくない方は信じなくても結構と思うようになりました。

なお、元あるいは今旅行会社社員、添乗員という方の意見を見ますが、その方たちの経験・知識は必ずしも規則当にのっとっているものではない。ということも理解していたほうがよいでしょう。旅行業界の社員の知識レベルは必ずしも高くなく、特に法律、約款、規則に関する知識は昔から低いと業界内でも認識されているということを業界団体で業法・約款の教育を担当している人がいっていました。

話は変わりますが、このトピにレスを寄せられた方の中では、わたしはEAVOさんのレスに一番共感します。
具体的な対応方法などはかなりの部分わたしも同じことをするだろうとおもっています。
その中で、離団証明書というものがありますが、これは自由意志で離団すると言う誓約書にサインを求められたものだと思いますが、旅客はサインをする義務はありません。前にも述べたように放棄のための離団(とちゅでも最後でも同じ)に必要なことは通知だけですから。実際問題としては、その用紙の記載事項に特に問題がなければサインすることが世の中を円満にする秘訣のようなものだと思いますので。
ただわたしの知っている限りでは、その文面は問題がある場合が少なくないということです。
まだまだ業界のコンプライアンスや決まりを守らなければならないとする意識の低さは変わっていないのが現状だときいています。

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1件のコメント

  • 08/12/29 03:26

    Re: Re: ツアーについてくる飛行機の復路だけ放棄したらどうなる?

    たぬきの金時計さん、こんにちは。

    極めて明快なコメントを、ありがとうございます。

    まず、2つの違い・・・日程変更など復路便を別日程にするような「変更」と、ツアーについている航空券の「放棄」、これは全く違うものと自分のなかでは認識しています。ただし、本当にややこしいことに、前者のケースであっても、旅行会社は「ツアー離団」という呼称を用います。手数料を払って変更・・・でも復路便は使用する・・・であれば本来はこれは「ツアー離団」と呼ぶべきものではないでしょうね。自分がこれを引用したのは前者のケースではないことを説明するためだけだったのですが、以下、混同を防ぐために、「離団」という言葉はやめて「変更」「放棄」に統一します。

    >>放棄の場合---帰りの航空券は別途自分で手配する場合--旅行会社はこれを拒否することはできません。このことは実施している旅行会社により異なるものではなくすべての旅行会社のツアーに共通する事です。

    このことが確かであれば、何も迷うことはありません。

    ただ事前に旅行会社に、申し込み前の段階で、「放棄することができますか?」と聞いたところ、そのようなことは「できません」という返答でした。つまり、そのようなことを考えている旅行者は、ツアーに参加できない、という「タテマエ」のようです。

    さらには、そのような復路便の「放棄」は、たとえ事前通知を行なったとしても、旅行会社の不利益となり、場合によっては損害賠償まで請求される、などということまでどこかで聞いたことがあります。損害賠償まではいかなくても、ブラックリストに載るだとか、その旅行会社では申し込めなくなる、というようなコメントが出ていますが・・・

    こういった危険性は全く考えなくても平気なんですね?

    もちろん、「放棄」するのであれば「通知」はしっかりやってから「放棄」しようと思ってますし、旅行会社、航空会社、双方に「通知」しようと思ってます。

    よくよく考えてみますと、なかには飛行機に乗り遅れる人がいます。自分も、ツアーではないですが、乗り遅れた経験があります。乗り遅れたからといって、損害賠償を請求されたり、その旅行会社で申し込みにくくなるなどということはありません。ただ航空券が紙クズになる・・・、それだけですよね。

    自分は以前、以前ツアーの「変更」のときに「離団証明書」にサインした経験があります。「放棄」の場合にそのような証明書があるのかどうか、知識がありませんが、以下の文章を読むと、かえってサインしないほうがよさそうですね・・・。

    >>ただわたしの知っている限りでは、その文面は問題がある場合が少なくないということです。

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    Re: Re: Re: ツアーについてくる飛行機の復路だけ放棄したらどうなる?

    K28さん今日は。
    K28さんの経歴を拝見すると、いろいろなことをよく知っている上で質問している、つまりわたしがが何か試されているのではないかと思わないわけではないのですが、前期高齢者になりたてのタヌキは深く考える力はありませんので、まあ知っていることをコメントしておこうとおもっています。

    1 「変更」「放棄」と「離団」の関係

    「変更」とは、あらかじめ日程、提供するサービスなどを明らかにして募集つまり参加を呼びかけるものでツアーの、一部を変更するものです
    「放棄」とは提供されることになっているサービスの受領を、自分の意思で受け取らないことです。ツアーの行程にあるホテルの宿泊サービスを受けない、簡単に言えばその日にそのホテルに泊まらないよ、ということです。航空機に関することでも同じで、あらかじめ決められている航空便を利用しないと言うことがそれに該当します。
     「離団」とは以上二つのうちのどちらかの理由であらかじめ提示されている行程からきずれることです。帰国便について旅行会社が2日後の便に変更することを認めた場合、一番遅くとも当初の航空便のチェックイン時点では変更した人は離団することになります。もちろんもっと前に離団することもありえます。また、ツアーの途中のホテルの宿泊を放棄して友達の家に泊まる、という場合は同じようにそのホテルのチェックイン前に離団することになります。つまり放棄でも変更で離団は当然ありうるものです。

    2 >>ただ事前に旅行会社に、申し込み前の段階で、「放棄することができますか?」と聞いたところ、そのようなことは「できません」という返答でした。つまり、そのようなことを考えている旅行者は、ツアーに参加できない、という「タテマエ」のようです。

    そんな「タテマエ」はありません。そういう回答をお聞きになったのであれば、それを言った職員の「無知」によるものか無知によるか、ききもらしなどによる「思い違い」によるものです。
    前のコメントにも旅行会社の職員のレベルについて述べましたが、まさにそのことを実証しているものです。

    3 >>.・・・復路便の「放棄」は、たとえ事前通知を行なったとしても、旅行会社の不利益となり、場合によっては損害賠償まで請求される、などということまでどこかで聞いたことがあります。損害賠償まではいかなくても、ブラックリストに載るだとか、その旅行会社では申し込めなくなる、というようなコメントが出ていますが・・・

    ご覧になったコメントはまさに「旅行に関する都市伝説」に基づくものです。ブラックリストに載るだとかどうかは旅行会社が勝手にすることですから、どうなっているかは知りません。少なくともツアーに関してだけ言うならば、旅行会社は契約の申し出に対して断れる理由の中にブラックリストに載っていることを決めていませんから,特に心配することはありません。でもいやな思いをした旅行会社に申し込みたくないと思うほうが一般的でしょうが。

    4  >>.旅行会社、航空会社、双方に「通知」しようと思ってます。

      旅行会社に通知することはもちろん必要だと思いますが、ツアーに関しては、
    航空会社に連絡することは、必要がないだけでなく、混乱の原因になりかねませんので、おやめになったほうがよいとおもいます。

    5 「離団証明書」ではなく,離団するに当たって旅行会社からサインを求められる書類のことと思いますが、わたしのコメントで「問題がある場合」としたのは、約款で旅行会社が「負います」といっている責任「負いません」と記載されている例が多くあるということです。仮にサインをしたところで、約款で定めた責任を旅行会社が負わないですむわけではない--このことも約款でさだめてあります・--ので実質的な害はありません。ですから深く考えないで、サインしてもよいのでしょうが、なんとなくひっつかかりましたので前のコメントになりました。あまりおきになさならくてもよいとおもいます。
    海外経験の長いK28さんは契約に当たり文面を確認することの必要性を十分ご存知でしょうが、日本では確認しない人が少なくないので僭越ですが注意喚起の意味も含めてコメントしたものです。

    えらそうな書き方で失礼いたしました。何かの参考にしていただければ幸いです。