追記:皮肉な事実 ついでに、アメリカでの人種差別・人種摩擦について 皮肉な事実をひとつ挙げておきましょう。 アメリカのなかで人種差別や摩擦が比較的少ないのはどこか? それはほとんどが白人ばかりが住んでいて ほかの民族があまり住んでいない地域ということになります。 つまり、アラスカとか、ワシントン州とか、ニューハンプシャーとか こういう地域は、比較的、人種差別や人種摩擦が少ないです。 なぜなら、白人がほとんどだから(笑) ニューヨークなんて、「人種のるつぼ」といわれることです。 人種摩擦は当たり前、 日常的に、「あのイタリア野郎が・・・」とか 「あのプエルトリコ野郎が・・・」とか そういう会話が町なかで起きています。 白人のなかでも、アングロサクソン、アイリッシュ、東欧系、ロシア系、ホワイトヒスパニック、イタリア系・・・といろいろで、このなかでも摩擦があります。 ニューヨークはなんで、人種ごとに ハーレムだとか ヒスパニックハーレムだとか リトルイタリアとか 中華街だとか 居住区が分かれているか知っていますか? 共存できないからです。 ハーレムは昔白人居住区だったんです。 でも黒人がいっぱい住むようになってから それをイヤがった白人が続々とここを出て行った。 だから黒人居住区になったんです。 ニューヨークに限らず いろいろな地域で、アメリカは人種対立が「日常化」しています。 ロス暴動のとき、なぜ黒人たちが韓国人のお店ばかり襲撃したか知っていますか? 黒人と韓国人の摩擦が日常化していたからです。 このように、日本人だけじゃなくて、 いろいろな民族摩擦がこの国にはあります。 トピ主さんがエアポートで会ったような人たちは アメリカのスーパーや商店や公共機関や、そのへんの道を歩いている人の中にも、いっぱいいます。 リスニングがあまりできない日本人は、気づかないだけなんですよ。 差別用語も、前述のレスに書いた以外にも、いっぱいありますから。 自分は、つねに英語で言い合いしてきましたから 自分だったら、トピ主さんと同じような目にあったら、 全部言い返して、こちらの言うことを全部聞かせます。 そういうときは、たどたどしい英語で対応していても、あまり効果はないんですよね。 それができなかったというのは非常にモドかしかった経験でしょう。 でも、そういう場面になったとき、 戦っている日本人もたくさんいますから。 日本人=英語ができない=言い返せない、なんていうのは旅行者の間だけでのイメージです。 実際、アメリカの大学へ行っていると 英語なんてものは、「できて当たり前」です。 もともとアメリカで育った、外見は日本人と変わらないような 英語を母国語とした日系アメリカ人もいっぱいいます。 だから、外見と英語というのは、何の関係もないんですよね。 差別というのは、根本的に、英語とは何の関係もありません。