燃油サーチャージの本質 たいていの航空会社のやり方は 3ヶ月間の平均値を翌月に確認して さらに翌々月からの反映となるので 時間がえらくかかります。 4月からの燃油サーチャージは 11月から1月までの航空燃油の「平均価格」なので これから1月までにまた高騰したら 安くなるという保障はありません・・・。 逆に、来年2月以降から高騰した場合は 7月から再び燃油サーチャージがけっこうかかることになります。 つまり、「いま」の燃油の値段じゃなくて 常に「過去」2ヶ月~5ヶ月前の「平均値」で 「いま」の燃油の値段が決まるというわけです。 いま、値段がどんなに安くなっていっても 極端に言うと1月に車のガソリンがリッター40円になったとしても 4月になるまでは 2008年8月~10月の「平均値」を基準にしているので 何も関係ないというわけです。 でも、こういうやり方自体をよくないものとして 航空会社の中には 3ヶ月単位じゃなくて1ヶ月単位とか または独自のやり方ででもっと柔軟に反映させようとするところもあります。 シンガポール航空なんかはその1例ですね。 航空会社が実際に取引している価格で燃油サーチャージの値段が決まっているわけじゃないんです。 燃油の価格に勝手に「区切り」をつけて基準化して利用者に負担を負わせるというのが「燃油サーチャージ」です。
訂正 「いま」の燃油の値段が決まるというわけです。 ↓ 「いま」の燃油サーチャージの値段が決まるというわけです。