レポート

マルコポーロの生家

公開日 : 2009年05月16日
最終更新 :

ヴェネツィアを訪れる歴史好きは、一度は「マルコポーロの家」を探したことだろう。しかし、有る面で世間から忘れ去られたのか、或いは、皆が知っているが故かその暮らした家の所在は街角に記されていない。リアルト橋を背にして、ドイツ商館側(中央郵便局)左手の道を数十メートル進むとサン・ジョバンニ・クリソストーモ教会(S.G.Crisostomo)がある。そこを右に曲がり、トンネルのような道をくぐり抜けると中央に井戸のある小さな広場にたどり着く。ここがコルテ・デル・ミリオン(Calle Corte D. Milion)「ミリオンの中庭」と呼ばれる通りで、四面の建物を見回せば「ひと際古風な窓辺」がある。ここがマルコポーロの生家である。ヴェネツィアに残る最古の建物の一つで、2階までが当時の建物と云われている。蛇足だが、そこをさらに進んで橋を渡り、道なりに進むと左手に地元の人が使う小さなCoop、右手にお菓子屋さんがある。

  • いいね! 0
  • コメント 0件

0件のコメント