酷暑のインドを旅行してきました。
鉄道に何度か乗りましたが、多少有益な情報になればと思い以下の点をレポートします。
●E-TICKETの利便性
インドの鉄道は航空機のE-TICKETのように簡単にPCで予約・発券ができます。乗車する際もプリントアウトした紙を1枚持っていってそのまま乗り込むだけです。検札が回ってきたときもそれを見せるだけで、ほかにパスポートの呈示を要求されるくらいです。駅で直接買うよりも何十円か高くつきますが、駅へリキシャーで往復すること/貴重な時間を消費すること/駅の分かりにくい外国人用チケット販売所を探すこと/その際に別の旅行会社へ連れて行こうとする性質の悪いインド人と格闘すること/などを考えたら、かえって安上がりなくらいです。あらかじめ移動の予定が決まっている人にはE-TICKETは大変お勧めの方法と言えます。なお、クレジットカードがハジかれるという話を聞くこともありますが、これはクレジットカードをインターネットで利用する際にパスワードを入力するように設定してあるかどうかによって、ハジかれるかどうかが決まる模様です。設定していないと、安全対策のためにハジかれる。これは利用者があらかじめそのクレジットカード会社のWEB上でパスワード設定しておけば済む話です。
PCとプリンターさえあれば、任意の便の任意のクラスのE-TICKETを発券できて、おまけにベッドの上段か下段かの希望や食事はVEG.かNON-VEG.かの希望まで出せるようなシステムというのは、世界を見渡してもあまりありません。この点においてはインドの鉄道のE-TICKETシステムは大変発展していますね。
●E-TICKETと、駅で買うTICKETの、席数の割り当ては異なる
これはヴァラナシでよくお客さんから頼まれて鉄道のチケット手配をする人から聞いた話ですが、E-TICKETでの席の数の割り当てと、駅で買う席の数の割り当ての数というものは、違うようです。つまり、E-TICKETでは売り切れもしくはWaiting Listに載るような形であっても、駅であればまだ取れる可能性がある。これと逆なことも言えるわけで、駅で売り切れやWaiting ListであってもE-TICKETでは買える可能性もあるということです。従って、どうしても乗りたい便があれば、駅で売り切れであってもあきらめずにぜひWEBでもダブルチェックすること、逆にWEBで売り切れ・Waitingでもぜひ駅でチェックすることをお勧めします。