Re: Re: 次世代TGVは電車になる!

何かトビずれ方向になりそうですが・・・。

寝台電車なるものがあるのは日本だけ。でも、日本には寝台電車が合っている、という風にも感じています。というもの、日本の客車寝台と比べて前後動が少ない。これは動力分散方式だからこそだと思われます。欧州の寝台車(に限らずほぼ全ての列車)には車輌間にバッファーがありますから、機関車の前後動は全てこのバッファーが吸収してくれます。一方、日本の客車寝台となると、車輌間の左右動を押さえるダンパーしかありません。従って機関車の運転手の巧い下手によって前後動が大きくなるのです。

もうすぐ九州連絡の寝台列車もなくなるという噂もありますが、毎回出張で富士/はやぶさを利用している側から言わせて貰うと、寝台列車を走るオフィスにしてしまえないか、と考えています。寝台車を全て個室化し(サンライズなどはこのパターン)、車内で無線LANが使えるようになれば、乗車してから寝るまでの間心おきなくPCを操作することができる。

新幹線出張を某鉄道会社は強力に推し進めていますが、新幹線に乗ろうとすると自宅を朝早く出なければならない人はたくさんいるはず(飛行機も同様)。仕事が終わってからそのまま寝台車に乗り、翌日は目的地、というのは早起きから来る疲労もないし最高だと思うのですが。カシオペアのようなクルーズトレイン的なものはあくまで脇役で、このようなサラリーマン向けに特化した寝台列車が主役としてあってもいいと思います。だからこそ揺れが少ない寝台「電車」は今後必要だと思うのですが。

寝台列車は過去の遺物だというのは根本的に間違っていると思います。ま、日本の最大の問題は分割民営化をしてしまったところでしょう。一括民営化であれば身内でショバ争いをせず他の交通機関と対等に渡り合えたのでしょうが。日本以上の分割を行って大混乱に陥ったイギリスと、ドイツやイタリアの一括民営化による成功とついつい対比して見てしまいます。

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1件のコメント

  • 寝台電車、寝台気動車・・・

    もう、日本の寝台列車の、あの、ガーンとくるショックを経験している人は少ないでしょうねえ。どうして日本の列車には、欧州の列車に見られるバッファーがないのでしょう。

    >寝台列車は過去の遺物だというのは根本的に間違っていると思います。
    では、なぜ「鳴り物入り」で登場した寝台電車が全廃されたのでしょう。
    上野から青森まで、何度か乗ったことがあります・・・・

    あの車両の一部は、不幸な余生を送っています。交流で走れる特長を生かして、北陸本線のローカル電車です。寝台電車を通勤通学に使うのですから違和感たっぷりで、実際、混雑する都市近郊では使えないでしょう。

    ところで、寝台気動車なる物が走っていたことをご存知の方は少ないでしょう。札幌から稚内へ行く急行利尻。夜行だから、エンジン音が気にはなりましたが、貴重な経験でした。

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    寝台気動車

    JR北海道の寝台気動車は、ディーゼル車両に付随車として14系寝台客車を挟み込んだ列車で、寝台車に駆動用のディーゼル機関を載せていたわけではありません。給電用のディーゼル機関がうなっていたということでしょう。これを寝台気動車と言うのかいささか疑問ではあります。
    エンジンつきの14系はブルートレイン時代もうるさくて評判が悪かったようです。