直行便がないのはご存じですよね（つでに酷暑であることも）

まず、8月のスペインとりわけ内陸地は酷暑です。気温は40度を超えますが、ご存じ
ですよね？

日本とスペインとの直行便はなく、JALならばパリかアムステルダムにJAL便で飛び、
そこからエールフランスやイベリアで乗り継ぎます。ANAならばフランクフルトに
飛んで、そこからNH便名を冠したLH（ルフトハンザ）運航便でマドリードに飛びます。
こちらならば、マドリードとフランクフルトが同時に楽しめ、その間のフライトも
保証されます。

同じようにルフトハンザで飛べば、まずフランクフルトに入り、ここに滞在しようが
しまいが自由で、次にマドリードまで飛べます。ここに滞在し、今度は復路便を利用して
フランクフルトに滞在（業界？用語でストップオーバーと言います）。往路にフランク
フルトで”途中下車”するのもストップオーバーです。

上記方法（ANAかLH）ならば、目的は達成できるのではないでしょうか？

直行便はないので、
欧州エアラインを利用する場合：欧州の何処かの空港に基地を構えるエアラインで、
まずそこに入る。例えば英国航空。スペインとの間は、英国航空とその傘下の
イベリア航空とのコードシェアなので頻繁に飛んでいます。マドリードと
フランクフルトとの間は原則（航空券を出しているところもなきしもあらず）
別途手配。フランクフルトからロンドンまではBAで運んでくれ帰国できます。

アジア便を使う場合：タイ航空くらいではないのでしょうか、マドリードに入って
いるのは？これならば、往路にマドリードに入り、復路はフランクフルトから戻れます。さらに8月の暑いバンコクも体験できます。他のエアラインならば、
やはりフランクフルト往復にして、そこからマドリード往復を調達するのが一番
楽でしょう。アジアのエアラインも欧州の大手と提携関係にあるので、一枚の航空券に
することは不可能ではないが、一応できないとしておきます。

欧州内の移動：これも実に選択肢が多いので、一部を。

一番楽だし、今やオンラインで直接エアラインから帰るのが往復航空券。LHかIBから
買えます。往復ならばかなり安くなる可能性があります。片道も以前はノーマル（普通
運賃で、これは下手すると10万円近くします）しかなかったのが、今は片道でも
安い運賃があるのですが、フランクフルトが絡むと高くなるような。

LCCと呼ばれ極端なコスト削減により低価格を実現しているエアラインを利用することも
可能です。最大手Ryanairもマドリードから、米軍基地跡のハーンまでをフランクフルトと称して飛ばしています。しかし、本物のフランクフルトまではLCCはないですね。
例外は経由便のAirBerlinくらいかな？ドイツ人が好きなのでしょう。PMI
（マヨルカ島のパルマ）経由で飛ばしています。5時間掛かるが。

訪問する都市が多ければ、各アライアンスで出している欧州パスを使うという方法もあり
ますが、二都市では厳しいし、意外に高くつきます。

最後は、金に糸目を付けない。日本からノーマルで、成田（関西でも名古屋でも何処でも
良いのですが）からマドリード-フランクフルト-成田と繋げます。また、欧州内だけを
ノーマルにすることは可能です。例えば、成田-ロンドン往復にして、ロンドン-マドリー
ド-フランクフルト-ロンドンをノーマル（これこそ欧州パスの出番ですが）。2000ユーロ
まで行かないと思います。

今、上を見たら一ヶ月ずつ、合計二ヶ月ですね。
それならのんびり（暑さで倒れない限り）陸路も良いのではないでしょうか？
長距離バスもあるし。何も2点を結ぶだけでなく、途中の街に寄って。
マドリードとフランクフルトを敢えて外して空路で繋ぐならば、上に書いたLCCも
再登場でしょうし、欧州パスも有効かも知れません。まあ、来年に夏には世界が
どうなっているかもわからないので、まずは調べてからでしょうね。