1月~2月にかけてアジア周遊を行なってきましたが
そのなかで以下の3つの国境超えをしました。
(1)ベトナム→ラオス(BOY国境)・・・ベトナムのKON TUMからしばらく行ったところにあるBOY国境。現在国境超えができるベトナム~ラオス国境のうち、もっとも南に位置する国境です。
②ラオス→カンボジア(DONG CRALOW国境)・・・ラオスのシーパンドンからわずかの距離のところにあるカンボジアへの国境超え。
③カンボジア→タイ(Pailin国境)・・・正確にはPailinよりさらに10キロほど行った場所にある町PRUMから、タイ側(Ban Pakkard)へ抜ける国境超え。
②に関してはそれほどマイナーな国境超えというわけでもなく、シーパンドンからカンボジアへ抜ける旅行者にとってはポピュラーなルートになっています。カンボジア側での賄賂要求もポイペトのようにヒドいものではなく、ビザ申請の際に1ドル、入国スタンプを押される際に1ドルだけでした。これも拒否しようと思えばできるでしょうが、「手数料1ドル」と貼り紙してあるほど、ほとんど制度化されており、ゴネている旅行者など特にいないといった状況。ちなみにテッド島からカンボジアへのバスは毎朝出ており、国境までが4ドル、カンボジア側の一番近い町スィントゥレンまで12ドルくらいと、カンボジア側までのチケットになった途端値段がハネ上がりますが、国境まで買ったところでその先の足はありません。(結局同じバスに乗らざるを得なくなりかえって割高になります。)
(1)に関しては、自分はPleiku(GiaLai)からバスに乗りましたが、注意が必要なのは、現在Pleikuではラオス行きのバスはどうやら、Ben Xe Du Long Gia Laiというバスターミナルからではなく(バスの表示にはそう書かれていますが)、もうひとつ別のバスターミナルから出ているということです。プライベートなミニバンなどもそっちが中心になっているようです。なお、KON TUM発のラオス行きバスも目撃しました。この国境は、ホーチミン市などからシーパンドンやパクセーなどを目指すのに便利なルートです。ホーチミン市からPleikuやKON TUMなどへの直行バスもあります。
③は、自分はシェムリアップからバッタンバンに出て(バスで4時間しかかからなかった)、バッタンバンからパイリン行きのバスに乗り(存在します。パラマウント社。毎日午後1時半発。所要3時間半)、パイリンに1泊してからバイタクで国境まで行きました。(パイリンから国境までバイタクで30分ほど)国境に行ってから分かりましたが、国境の閉鎖時間は午後7時、その気になれば1日でシェムリアップからこの国境を超えて、チャンタブリーやトラートやチャーン島やサメット島まで行くことも可能だと思います。ただし、バッタンバン~パイリンも、パイリン~国境も、凄まじい悪路と砂ぼこりで、バイタクなどは目が開けてられないほど砂ぼこりがすごい。距離としては大したことないのですが、デコボコと、道路工事現場の迂回のくり返しで、まだまだ一般的なルートとして組み入れられるには時間がかかりそうな印象でした。それでも、行けないことはないし、今後ここが整備されれば、シェムリアップもしくはプノンペンからタイ南部への最も便利なルートになるでしょう。
以上の国境に関して、何か質問があれば受け付けますのでどうぞ。