今回五回目の訪米と書きましたが、今までやってたのにしなかったこと・・・・それはT/Cを作らずに行ったことです。米ドルは必ずT/Cを作っていたのですけど、面倒くさくなって・・・・キャッシュを50ドルくらい持っていたので当座はいいし、あとはカードでいいや。円も10000円しか持ちませんでした。
五年ぶりだと、ATM状況も変わっています。まずは銀行の「淘汰」のせいで、前に見なかったバンカメ(ボストン・フリートを買収)を筆頭に、ソブリン、TD、キャピタルワン等の「前にはなかった(か、目立たなかった)」銀行が目につきます。あとはいたるところに「独自設置ATM」が存在すること。一般のお店、デリ等のATMは前はここまでは多くなかったような・・・・マクドナルドのように「FREE ATM!」と書いてない限りは、有料ATMなのでしょうけど、ここまでたくさんあるとわさわざ「両替機関」に足を運ぶのはばかばかしくなります。
銀行の支店数はチェース、シティ、HSBC、バンカメがベスト4か・・・・案外支店の多いワシントン・ミューチュアルもチェースが買収したので、チェースがダントツの数になるはず。・・・・
このチェースに口座を持っているのですが、一回だけATMで引き出してみて、それで終わり。なにせ送金手数料のかかった貴重なドルなので・・・・。ちなみにチェースのATMは「中文」はあるのですが、「日本語」がありません。・・・代わりに役立ったのは今回初めて使ったCITIの外貨キャッシュカード。
行く前に「このカードは米国でしか使えません。」と言われたローカルな不自由カードですが、CITI日本の米ドル口座から下ろす分は手数料はかかりません。日本のCITIでは、ドル転時インターバンクレートに一円の為替手数料がかかりますが、それでキャッシュが入手できるのだから・・・ちなみに私は野村証券MMFを使用して50銭の手数料でさらにけちけちにやっていますけど。
CITIのATMは日本語対応。多少、怪しい日本語(ネイティブの日本語ではないと思いました)ですが、十分通じます。ある日、朝おろして、夕方おろすと引き出した金額以外に5セント増えています。なんで・・・・と思ったら、日中に、日本で「付利」されていました。
しかもCITIは「銀聯」マークもあり・・・今回は中華系カードは持って来なかったのですが、さすがCITI。銀聯でおろす中国人がどのくらいいるのか知りませんけど。・・・ということで、今回はSMBCの円口座からおろしたり、キャッシングをせずに済みました。
チェースのATMで預けるのにも挑戦したのですが、封筒式ではなくてきちんと入れたお札を数えてくれて、しかも日本チックに「追加」ボタンまでついています。ATMの預け機能は日本が一番と思っていましたが、だんだん世の中追いついてきていますね。
ただ、米国のATMは「カード差し込み、ひっぱり式」なので、ちょっとコツがいるのと、おわりに取引を継続するかしないかの意思表明をして初めてレシートが出てくるので、ここできちんと終えないと次の人が使う危険が・・・
ということで、CITIに口座を持ってる人なら、この外貨キャッシュカードをお勧めします。ただし・・・・・米国でしか使えないですけどね。