言ってることとやっていることが違うというのが問題なのでしょうね

アンコールクッキーのお店でトピ主さんが感じられた違和感というのは何となく分かるような気がします。
私は例えばYOSAKOIソーランなどと同じようなインチキ臭さを感じます。
カンボジア人のためと言いながら、実態はけしてそうではない。
クリシュナさんの投稿に「工場と店はカンボジア人に譲り」とありましたが、「マダムサチコの...」と銘打った企画ものなのに、看板のマダムサチコさんがいなくなっても継続できるビジネスなのでしょうか?
そういう点ひとつ取っても、言っていることとやっていることが違うなあと感じますね。

土産物のマージン自体は違法ではありませんが、販売方法には問題があります。各小売店が独自で販売価格を設定することができない、リベートの供与等、日本であれば独占禁止法に抵触する可能性もあります。

独占禁止法 再販売価格の拘束
・メーカーと販売業者との間の合意によってメーカーの示した価格で販売するようにさせている
・メーカーの示した価格で販売することが文書又は口頭による契約において定められている
・メーカーの示した価格で販売することを取引の条件として提示し、条件を受諾した販売業者とのみ取引を行う
・メーカーの示した価格で販売しない場合に出荷停止等の経済上の不利益を課す
・メーカーの示した価格で販売する場合にリベート等の経済上の利益を供与する

勿論上記は日本の法律ですが、独禁法については発展途上国でも先進国に倣った反トラスト法の制定の動きが進んでおり、カンボジアでも法整備が進められているところです。

日本の品質とか、日本のサービスとかを謳って、日本人客相手に日本並かそれ以上の価格で販売するのであれば、倫理面でも日本並を心掛けて欲しいですね。

いくら他より給与水準がいいといっても、それはカンボジアの水準で見てということで、日本並の給料を出して始めてフェアと言えるのではないでしょうか。
商品価格は日本並、従業員の給与は現地水準では、単に安い労働力を求めて中国などに進出した工場なんかと変わらないと思うのですが。

違法なビジネスではないので、ご本人だけが儲けるのは大いに結構ですが、カンボジア人の自立うんぬんとか言われるとちょっと違和感を感じてしまいます。

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1件のコメント

  • 08/10/17 00:25

    同感

    カンボジアの都合のいいところだけを利用して(法律のまだゆるいところ、従業員給与の安さ、原材料の安さ)、同時に日本人客という、これまた都合のいい人たちだけをターゲットにしているのでしょうね。

    つまり、コストはものすごく安くて、商品価格はものすごく高いというわけです。これでもうからなかったら不思議ですね。感覚的にいえば、10円かかって作っているものを、1000円で売っているようなものですから。

    カンボジアのため・・・を宣伝文句にするのなら、もうけたお金でカンボジアに何を還元しているか、どういうことを支援しているか、具体的に示すべきでしょうね。それがないにも関わらずそのような宣伝をしているのであれば、一種の詐欺まがいです。

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