イタリアのアペリテイーボ

フィレンツェにもありますよ

ハッピーアワーで食事内容が充実しているのはミラノですが、フィレンツェでもちらほら見かけますよ。
一杯注文すると置いてある軽食(おつまみぽいものから、簡単なパスタなど)が食べ放題というもの。だいたい5～10ユーロでしょうか。
何品か違う味の物を、さっと均一料金で食べたい、という場合にはいいのですが、店によっては食べ物が置いてあってもどれも美味しくないというがっかりな場合もあります。(あくまで食前酒ですから、食べ物がメインではないので。)
他の方も書かれていますが、ご旅行中の食休めに、一・二品を安く食べたいということでしたら、屋台やスーパーもおすすめです。

似た質問に丁寧に応えてらっしゃる人がいたので貼っておきますね。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1411716494?fr=rcmd_chie_detail

ヴェネツィアのアペリティーヴォ

ヴェネツィアに限らずヴェネト州の食前酒の定番はスプリッツと
呼ばれるカクテルが代表的です。カンパリのようなリキュールと
プロセッコという発泡性白ワインと炭酸水を混ぜて作るもので、
これを頼んだらバールのカウンターの上においてあるおつまみ類を
適当に食べていいという暗黙の了解のようなものがあります。
カンパリよりも甘口で飲みやすいアペロールというので作ったのが
オススメ。「すぷりっつ・こん・あぺろーる、ペル・ファヴォ～レ!」
とオーダーしてみて下さいネ。スライス・オレンジやオリーブ入りで
出てくることも。お値段は1～3ユーロ、おみせによって様々です。

食事にはパニーノやトラメッズィーノと呼ばれるサンドイッチが
お持ち帰りもできて手軽ですが、観光客相手ではなく地元の人が集う
バールでは、労働者向きのランチを出すところも増えています。
ランチと言ってもせいぜいレトルトのパスタ類(味もそれなり)か、
インサラトーネと呼ばれる大きめのサラダですけどね。これと飲物で
10ユーロ前後でしょうか。

1番安く簡単なのはスーパーでの調達ですが、ごく普通の食料品屋さん
でもOKです。パンとハム類を売るお店で「ふぁーて・ぱにーに?」、
パニーニ作ってもらえますかと言えば、特に混雑してる時でなければ
大抵は作ってくれます。好みのパンとハムやチーズを選び、飲物も一緒
に買いましょう。ただし最近、部屋内での飲食を禁止するホテルも多い
と聞きますのでご注意下さい。

ではBuon viaggio!

BAR・パブのハッピーアワー

このサービスが充実していて本当に食事代わりになるようなものが食べられるBARがたくさんあるのはミラノ、ほかの土地でお腹が満たされるほどの物を出すハッピーアワーがあるBARはとても数が少ないです。

アペリティーヴォを頼むとポテトチップスやナッツ類のサービス、オリーブや小さいサンドイッチでもついてくるようなら上々、これが一般的なBARのハッピーアワー。

普通に味気無いパニーノと飲み物を注文しても10ユーロ近くになってしまうのでそれだったら屋台で温かいフィレンツェ名物ランプレドットやここ数年異様に増えてきているケバブ屋で1つ3.5ユーロほどのケバブ(結構お腹ふくれます)を食べておくのも節約ご飯の一案です。
他には少し上乗せしてピッツェリアでピッツァ1枚とビール、とか冷たいお皿(ハムやカナッペ)だけを置いているエノテカで雰囲気を楽しみながらワイン1杯、とか。

一応フィレンツェ人の知人に勧められたお店を1軒書いておきます。
自分で行ったことはまだないのではっきりとしたコメントはできませんが5ユーロ以内で飲み物を注文した後はかなりの品数のおつまみをブッフェスタイルで食べることができるのだとか。
ここのハッピーアワーは19時頃～21時前らしいです。
Strizzi Garden
Via Mariti, 3/m - Firenze　中心地からは少し離れています、そこまで行ってまで食べる価値があるかは・・・・・。参考まで。

APERITIVO=食前酒

ご存じとは思いますが、イタリアのバールは日本のバーとは違い、
またスペインのバルとも少し違うと思います。

イタリアの場合は、日本では衰退してしまった喫茶店のようなもの。
もっと気軽に立ち飲みでコーヒー(=エスプレッソ)を立って飲む場所。
軽い食事もできますが、甘いお菓子かパンに挟んだものを食べる程度。

APERITIVOはアペリティフ。すなわち食前酒です。例えばプロセッコとか
を飲みながら、爪楊枝(のようなもの)に挟まれたつまみを食べる。
これでお腹がいっぱいになることはないし、そもそも社交の場でもある
ため、黙ってひたすら食べるという雰囲気でもないと思います。

スペインのバルならば、もう少し調理したものがあるので、食事処として
も利用できるのですが。

レストランで全てを平らげる必要はありません。アンチパストとプリモ
(麺かお米)で十分でしょう。後は水。彼らも朝食はパンとエスプレッソ
またはカプチーノ。昼が主食で、夜が軽くなので、人によってはバールで
食前酒とおつまみという人も居るでしょう。

バールも決して安くはなくなっているのが今のイタリアです。