「日本の若者 トップレスに大喜び」-と見出しに書いてあったわけではないが………
少し前に発行されたバリ島の英字新聞に、日本の若いサーファーのことが書かれていた。
3人の日本の若者が、ビーチで、トップレスで日光浴する女性を目にし、
「Banzai!」
と、こぶしを宙に突き上げて歓声を上げ、(さすがに指差しはしないで)女性の方を見ながら
「Oppai desu!Oppai desu!」
と言い合っていたという。
「Oppai desu!Oppai desu!」
の後には、
(It is a breast!It is a breast!)
と英語の翻訳がついていた。
この記事は、投稿されたもので、記事の要旨は、日本人サーファーがいかに喜んだかではなく、世界で一番イスラム教徒が多いはずのインドネシアの風紀が乱れていることを指摘するものだった。
投稿したのは、アメリカ人女性。
別に、3人の日本人サーファーが、悪いことをしたわけではない。
日本では見られないトップレスの女性を見て、素直に喜びを表現しただけである。
もし、そばに、日本人がいたら、3人は、こういう言動はしなかっただろう。
トップレスの女性を見ても、目を伏せ、何も見なかったようなフリをしただろう。
「おっぱいです!おっぱいです!」と騒いだとは考えられない。
まさか、そばにいたトップレスでないアメリカ人女性が、日本語がわかるとは思いもしなかっただろう。
まして、このことが、英字新聞に投稿され、何百、何千という人が読むことになるとは、夢にも思わなかったに違いない。