経済のサイトではないし、予想はナンセンスと言ってきたのですが。
米国議会が緊急経済安定化法案を予想に反し否決したのを受けて、
史上最大の株価急落、欧州にも波及しています。良く言われる、
「終わりの始まり」のような気もしてきました。また、これまで
盤石と言われていた欧州通貨も乱高下はするものの、対円でも
まだ瞬間的ですが、150円を切る状態が長く継続しているような
気がします。
実は、恥ずかしながら、これまで欧州通貨の強さや経済の好調さは、
経済の健全さとばかり思っていたのですが、実際はバブルだったと
いうことを最近になって漸く理解しました。まあ、1997年のアジア
通貨危機も発生した後に、皆がしたり顔で解説していただけで、
それ以前にきちんと予測できた人はほとんど居なかったように、
経済なんて所詮その程度、と言ったら真面目にやっているかたに
申し訳ないのですが。
でも、スペインは完全に住宅バブル崩壊のようです。フランスも
崩壊間近とか。米国なんか、ITの次を住宅とバブルで延命してきた
付けが来たようなもので、今後どうなることやら。
ということで、やはり対円では米ドルもユーロも下がるのではないか。
少なくとも今日明日は乱高下しながら、下がるのではないかと思います。
「日本は輸出で生きているのだから・・・」ということで、円安こそが
生きる道筋という説はそれなりに根拠もあるのですが、それでも円が安
過ぎていたので、この際適正レートに戻ることが必要なのではないかと
最近思うようになりました。
米ドルならば100円。ユーロは120円。最近までの160-170円のユーロは
明らかに異常でした。少なくともユーロ導入までの欧州って、
「物価も高くなく、快適な生活ができる国」だったような気がします。