LCCは荷物を運びたくない ライアンエアーの会長(社長?)へのインタビューで彼が言っていた こと。「受託荷物は人員が必要でコスト高に繋がる。そこで10月から ロンドンとダブリンで受託荷物取り扱いを廃止する」。 LCCが荷物を有料化したり、超過料金にシビアになる所以です。 ですから、「少しくらいならば大目に見てくれる」なんぞは、実に 甘い考えだと言ってしまっても過言ではないでしょう。他でシビアに 徴収せねば、経営は成り立たない。いくら、従業員の給与が安く、 機材整備等はぎりぎりまで削って(削りすぎという考えも成り立つ)、 その結果が1ユーロとか数十ユーロにするには、通常のサービス などはあり得ない。レガシー(大手)と同じと考えるのがおかしい と書いたら言い過ぎでしょうか。 実はライアンエアーも今年は初めて赤字に陥る可能性が指摘されて います。燃料費高騰が即座に響くのと、欧州の景気後退。この傾向を 見て、「LCCも衰退」という説を唱える人も居る一方で、上記COEは、 「潰れるのは大手(アリタリア倒産の前の話)」と言います。恐らく、 アリタリアは織り込み済みで、他の数社を言っているのでしょう。 ただし、LCCこそがビジネスモデルというのは言い過ぎで、一部の大手 を除けば、ばたばたと倒れているようです。簡単にできるので、消え ても、別の会社ができますが。