08/09/16 22:26

LCCは荷物を運びたくない

ライアンエアーの会長(社長?)へのインタビューで彼が言っていた
こと。「受託荷物は人員が必要でコスト高に繋がる。そこで10月から
ロンドンとダブリンで受託荷物取り扱いを廃止する」。

LCCが荷物を有料化したり、超過料金にシビアになる所以です。
ですから、「少しくらいならば大目に見てくれる」なんぞは、実に
甘い考えだと言ってしまっても過言ではないでしょう。他でシビアに
徴収せねば、経営は成り立たない。いくら、従業員の給与が安く、
機材整備等はぎりぎりまで削って(削りすぎという考えも成り立つ)、
その結果が1ユーロとか数十ユーロにするには、通常のサービス
などはあり得ない。レガシー(大手)と同じと考えるのがおかしい
と書いたら言い過ぎでしょうか。

実はライアンエアーも今年は初めて赤字に陥る可能性が指摘されて
います。燃料費高騰が即座に響くのと、欧州の景気後退。この傾向を
見て、「LCCも衰退」という説を唱える人も居る一方で、上記COEは、
「潰れるのは大手(アリタリア倒産の前の話)」と言います。恐らく、
アリタリアは織り込み済みで、他の数社を言っているのでしょう。

ただし、LCCこそがビジネスモデルというのは言い過ぎで、一部の大手
を除けば、ばたばたと倒れているようです。簡単にできるので、消え
ても、別の会社ができますが。

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