エスプレッソコーヒーについて

Re: エスプレッソコーヒーについて

resが遅くなりました。
イタリアの会社(日本法人)が、エスプレッソメーカーやサイホンに硬水を使うと石灰分が管を詰まらせるので絶対にコーヒーには軟水しか使ってはいけないと宣伝してまして。軟水でないとおいしくないからレストランでは「ミネラルウオーター」を買うとも宣伝中。渋谷のイタリアレストランで修業したから間違いないと言ってます。エビアンなどのボトル入りの水は軟水ではなく、硬水なんですが。
ちなみに中東トルコでは、煮出しコーヒーよりも、ロシア風に濃く入れた紅茶をお湯で割って飲むことが多く、原産地に近いスーダンではコーヒーは老人の飲み物、紅茶が若者の飲み物だそうです。

在洪ですが…

インタネットを見る限り、硬水/軟水がコーヒー,紅茶にあっているかというのは、豆や葉の種類,好み,淹れ方次第のようです。コーヒーの場合硬水は苦味を,軟水は酸味を際だたせる働きがあるとの事です。よってエスプレッソには硬水のほうがいいのでは。ちなみにイタリアではCafe Turcoというのは薄いコーヒーの代名詞でもあると記憶しています。つまりイタリアン・エスプレッソに比べるとトルココーヒーも水みたいなものという事です。

どこで聞いたヨタ話?

コーヒーは、もともとトルコがウィーンに攻め込んで、トルコ人やギリシア人によって広まったもの。もともとそのまま煮出して、粉を沈めて飲むので、水に関わりなく、ドロドロに濃い。

エスプレッソは、ナポレオン戦争でコーヒー豆が不足した時代に出来た、少ない豆でも濃く出す方法。一方、ドケチで知られるオランダ人は、売れ残りの悪い豆でも、エグミを減らして抽出するために、時間をかけて水出しをする方法を考え出した。いずれにしても、当時の豆不足の問題。水の硬度とは関係がない。

イタリアのレストラン、にもいろいろあるが、高価な軟水ミネラルウォーターでコーヒーを入れているとは思えない。ただし、レストランでも、家庭でも、ブリタなどの浄水器を通して、一時硬度(重炭酸カルシウムなど)について軟水化するのは珍しくない。が、好みの問題。マシンはともかく、エスプレッソポットの場合、むしろ石灰でもなんでも、いろいろこびりつかせて香味を熟成する、という方が常識。だから絶対に洗ったりもしない。

そもそも、ヨーロッパの水道水がすべて硬水なわけではない。地域によって硬度はかなり異なる。また、連中がわざわざ飲用に買っているミネラルウォーターも、むしろ水道水より硬いものが少なくない。

在伊ですが・・・

正論であるかないかは別として、イタリア人に言わせると3つとも
ハズレです。大多数のイタリア人にとって、エスプレッソこそ本物の
コーヒーであって、そのほかの国の、特にアメリカのそれは「にごった
水」にすぎない、というのが本音です。水道水が軟水か硬水かは国内
各地で差がありますので味も違ってきますが、水道水を使わない店は
ごく少数だと思います。

在独ですが

普通のコーヒーを淹れる時ですが、硬水を使うと、変な膜がはります。紅茶や緑茶はドロドロの全くの別物になります。

ですので、私はブリタという水道水を軟水にするものを使っています。これだとコーヒーも、お茶も、インスタントラーメンもおいしくいただけます。

つまり、硬水はそのままだと適していないので、軟水にしてしまえばよいという話です。