我ながら恥ずかしい話ですが、上海でぼったくりに遭ってしまいました。
僕はこれまで何度も出張で上海に行っているのでまさか自分がぼったくりに遭うとは思いもしませんでした。
経緯は既に過去に投稿されている内容と同じですが、他の方が被害に遭わないように、僕のケースを投稿します。
南京東路を一人で歩いていると突然中国人の若い女性に中国語で道を尋ねられ、「不知道」と答えると、今度は英語で日本人かと質問されました。
暫く英語で話しながら歩いていると、この女性は留学先のイギリスに帰る途中で青島から上海にトランジットで来ていて道がよく分からないと話していた。
僕の話す英語は他の日本人とは異なりとても上手だ、みたいな事を言われ、ついつい好い気になってしまいました。
もっと英語で話したいので、コーヒーでも飲みに行かないかと誘われ、次の予定まで時間があったこともあり、相手が流暢な英語を話すこともあり、ついつい警戒するのを忘れてしまいました。
今までであれば、この場所で声を掛けられても無視をしていたのですが、流暢な英語を話す女性は初めてだったので、つい誘いに乗ってしまいました。
連れて行かれたのが、人民公園の近くにある雑居ビルの7階にある「観景咖啡餐庁」とレストランです。
この店が入っている雑居ビルの1階はオリンピックグッズを販売する店が入っていて、店の奥にあるエレベーターで7階まで上がります。
店の中には、数組の客がいて、一見普通のレストランでした。
コーヒーを頼み、暫く雑談をしていると、頼みもしないフルーツやワインが出てきて、更に友達という若い女性がやってきました。
この時に気付けばよかったのですが、ついつい話に夢中になり、ワインで酔いが進んだ事もあり、気が付いたら、かなりの酒が注文されていました。
そろそろ時間なので清算を頼んだら、2992元という法外な請求でした。
この時に、初めて自分がカモにされたことに気が付きました。
高すぎると言ったところ、沢山飲み物をオーダーしたので、こんな金額になった、クレジットカードが使える、と言われ、ここで騒いでも仕方が無いと思い、手持ちのカードで支払いを済ませました。
客先とのディナーの予定があったので、店を慌しく出て、タクシーに乗ってからカバンや財布を確認したら、クレジットカードの利用控えが無いことに気が付きました。
2992元は仕方が無いとしても、利用控えが無いので悪用されるのが心配になり、カード会社に電話して、カードを止めて貰う事にしました。
帰国後、カード会社に連絡し、支払いを止められないか連絡をとりましたが、僕のカードは「銀連」という中国で普及しているカードで、利用時に暗証番号を入力するシステムになっており、暗証番号が正しく入力されている場合は、支払いの停止をすることは難しいかもしれない、との回答でした。
この書き込みを見た方は、中国で知らない人に声を掛けられてもついて行くようなことはしないで下さい。
たとえ流暢な英語を話す人であっても信用できません。