【4日目】エルバ島Isola d Elba観光 8時ごろ朝食を取りにレストランへ行く。人はまばら。2組くらい。 陽があるときにあらためて席から景色を見ると、本当にキレイで、良い席に案内してくれたな~と感激した。 カフェラテを頼んでビュッフェを取りに行く。朝食はセルフ。 クロワッサン・ジャムパイ・トースト・ハム・サラミ・チーズ・ヨーグルト・フルーツなど。 飲み物はオレンジジュースもあり、紅茶のティーパックもたくさん並んでおり、 その中でもアールグレイ・グリーンティというのが気になり、お湯をもらって飲んでみたら、 すっごく好みの味で美味しかった(帰国までスーパーで探したが見つからなかった)。 途中、スタッフのおにーさんが窓を開けてくれて更に気持ちよかったが、早速アブやハチが入ってきて ワタシたちの周りをブンブン。肌にとまったりしたので、コワくて立ち上がってバタバタしてたら、 おにーさんが来て一緒に応戦。トレーで叩きつけて踏み潰して2匹昇天。 おにーさんは笑顔で「オッケー!!」と鼻息荒く去っていた。(踏み潰したのはそのままだったけど) フロントに行くと、昨日と同じおねーさんが、こちらが聞く前に「あぁ、乗馬の件、電話してみたんだけど やっぱり出ないのよ。力になれなくてごめんね」と言われた。ちょっと残念だったけど 「いいのよ、それなら島内観光を1日するから」と言って出かける。 もうすっかり服の下には水着を着込んでいるから、泳げる所があればいつでもOK。 空は曇り空、たまに小雨だけどね。。。 エルバ島について情報が載っているガイドブックを歩き方しか用意できなかったので、 とりあえず、それに従って海のきれいなポイントをめぐっていこうかということになり、プロッキオProcchioを目指す。 行く途中で、再三電話してもらった乗馬農場を見つけ入っていってみる。馬が数頭、もの珍しい視線でこちらを見ている。 来てみたものの、ワタシたちイタリア語も話せないのに、どうしようか、、、な~んて車の中から馬を見ていたら 奥の建物から若い男性(イケ面度45%)が出てきて、何か言っている。 どうも今日は乗馬をやってないから!!というカンジ。 いるんなら、決行しないその旨とかだけでも電話に出たりメールに返してくれてもいいのにな、 と考えるのは日本人的発想なんでしょうか。・・・まぁ、考えようによっては、言葉も分からないのに 馬に乗りたさに押しかけていって、上級者でもないのに乗らせてくれというのも酷な話^^ プロッキオの無料駐車場に車を停めて、海岸へ歩いていったけど、 やっぱりそんなにきれいな水ではないし、冷たいし、誰もいない。 これはお天気の影響もかなりあるんではないかと思うし、自分的には誰もいなくても「貸切ラッキー♪」ぐらいに 泳げちゃうタイプなんだけど、これではさすがに泳ぐ気にならない。 通り道にまたスパーがあって、ちょこっと寄ったら昨夜ダンナが買った3.7ユーロのハチミツが3.4ユーロなり。あらら。。。 子供用おもちゃの釣具セットをマジマジと見ながら、「エサは何を使うんだろう・・・」 とダンナが“時間もてあまし決定確信宣言”しだしたので「なんならスルメあるけど・・・ でもお天気悪いしタマに雨降ってるし、ブラブラしてたほうがきっと面白いよ!ねっ!!」と説得。 オブジェとなりつつありそうな、店の前に置いてある深緑の3輪オート(でもたぶん現役。こっちは3輪オート多かった) と記念撮影をして次は、昨日フェリーを降りたときに城塞が気になったポルト・フェッライオへ。 次の日の復路のフェリー出港が朝8時だったので、ホテルから港までの距離とおおよその時間を計るつもりでもいたのだが 地図上の距離よりも、実際は時間がかかった。というのもエルバ島は、島全体が崖のような造りになっていて、 どこに行くにも山越えのようなドライブになってしまう。 それと、サトゥルニアに行ったときから感じていたが、イタリア人は山越えのくねくねカーブ・アップダウン道でも スピードは緩めず、平気でセンターラインをオーバーしてくる。すっごくコワかった。 外側はガードレール1本で断崖絶壁だし。後ろからはピタリとあおり気味だし。 日本人のような律儀な運転を期待しちゃぁイケませんネ~。しかし、どういう免許教習してるんだろう。。。
【4日目】エルバ島Isola d Elba観光 港の無料駐車場に車を停めて、城塞へ行って見ようと坂道を登る。 ここのことは歩き方にも詳細が載っていないから行き当たりばったり。 ナポレオンの家が高台にあるとだけは書いてあるけど、、、どこ?? しばらく登っていくと、入場料を取る“小屋”が。「ナポレオンの家ってあるの?」 「今日は閉まっているよ。別荘は開いているけど」・・・島の中心に存在する別荘は開いているらしい。 まぁ城塞を見学したいのでとりあえずひとり2ユーロ払って入ろうとしたら 後ろからそのおっちゃんが、「12:30に休憩に入って閉まっちゃうからそれまでにね!!」 ・・・あっそう!!ハイハイ分かりましたっ。 まだ11時過ぎだからまだ時間あるし大丈夫だよね。どんどん登っていく。でも特になにもない。 大きな劇場っぽい跡になっている所はあったけど、他は特に・・・おそらく1番上くらいまで来ただろうという所で、 他の客も後戻りし始めたので、ワタシたちもUターン。 レンガとかが、とても古そうだったので、歴史のある建築物なのだろうという推測のみ・・・ (もらったパンフさえ復習してない^^;) 城塞の上から見えた、港の向こうの要塞のような建物にもいってみようということに。 車でコの字型の港の向こう側にまわる。ここにも無料駐車場が・・・でも空きがない。出るのを待って停める。 要塞は入場できないようだ。そのわきにローマ遺跡があって、千何百年前くらいのもの、っぽい。(いいかげ~ん) ふ~ん、といった感じでひととおり見学して、博物館に立ち寄る。 さっきチケットを買ったときおっちゃんからもらったパンフに、こちらの詳細も書いてあったので 「このチケットで見られるの?」と聞いたら中年の女性が、この博物館は別料金とのこと。 なら見なくてもいいや~と思ったけど、トイレだけ借りようと、どこにあるか重ねて聞くと、 鍵を渡され、「出て左の左」、どうもまた遺跡の方に戻らなくては・・・ 建物がE字型なので、わかりにくくて迷っていると、鍵を持った同じような人に遭遇。一緒にウロウロしていたら、 受付の中庭側の窓が開いて「あっちだよ~→」と指をさしている。いちど見に行ったのだがなかった方向だったので 「???」と思いながらもう一度行ってみると、日本で言う“すだれ”の大きいものが立てかけてある向こう側に 行くことができるようになっていて、奥にドアが4つ。たすかった~。女性用だけど洋式だからとダンナも用を足す。 鍵をしめて、受付に戻り、こんどはバイトっぽい若~い少年(将来イケ面度85%)に照れながら鍵を返す。
【4日目】エルバ島Isola d Elba観光/姉さん事件です☆ さてさて、じゃぁ次はどこへ行こうかと車に戻ると、横列駐車の車の後ろに、他の車が停まっていて出られない。 「なんだよ、これ~」と思いながら、しばし港の写真を撮ったり、海面の小さい魚を眺めたりして時間をやりすごす。 しかし10分くらいしても持ち主が帰ってこないので、ついにクラクションをちょっと長めに押してみる。 周りの視線が集中。でも来ない。・・・後ろに停めていった車は、右隣の車とまたがる様に停めてあるので、 左隣の車との間に、狭い中でも方向転換したら、もしかしたら出られるんじゃないかという隙間があったので、 いちかばちか方向を変えてみることにした。エンジンを掛けて、ほんのちょっと車を動かしたときに、 外で見ていたダンナが、「ねぇ、ちょっとなんかあっちの建物から見てる人たちが大騒ぎでこっちに来るんだけど・・・」 と慌てた調子で言ってきた。なるほど車から降りて見ていると、建物の窓からは何人もの人が、 そして何か制服姿のおにーさんたちが4人くらいでこっちに向かってくる!!この雰囲気はただごとではない!!! 「え~ワタシ何やっちゃったんだろう」血の気が引いてきた。ダンナと突っ立っていたら、その制服姿の人たちは「まずエンジンをとめなさい」 というカンジ。そして、恐れていたひと言(イタリア語なので推定)「ここは駐車禁止だ」( ̄□ ̄;)!! ワタシたちは、C.P.(Capitaneria di Porto:湾岸監督事務所)の駐車場にとめていたらしい。うん、確かに枠内にCPって書いてある。。。 でも・・・いいわけだけど、普通の駐車場の一角に設置してあるし、 しかも完全に観光客といういでたちの人が抜けた後に停めたのに。 イタリア語が通じないと見ると、今度は英単語で攻めてくる。「ライセンス」「インシュアランス」・・・保険??? 免許は昨夜のことがあったので国際免許証は持っていたが、保険って何のことだろう。。。 ダンナは、ハーツの書類見せればいいんじゃないの??ということで、ダッシュボードをかき回してハーツの書類を見せる。 そうこうしているうちに、後ろに停めてたあんちゃんがノコノコやってきて、車を動かす。 ダンナ「あっ!!キー付いてたみたい」・・・そんなこと今気づいても遅い。 っていうか、なんでその人はお咎めなし???彼は空いていた枠内に停めてまたどこか行ってしまった。 CPの人たちに囲まれたまま、ワタシたちは情状酌量を願ったが、どうも連行されるようだ。車に鍵をかけろとのこと。 CPの建物に入り、2階の1室に通される。中には更に制服姿の男が2人。 ワタシたちは椅子に座らされて、頭上を飛び交うイタリア語を、理解できないけれど必死に聞き取ろうとした。 彼らは書類を持ってきて、なにやら書き込んでいる。 しばしして、「英語は理解できるのか?」とひとりが英語でダンナに話しかけてきた。ダンナ「少し。」 「じゃぁ行こう」と最初に駆けつけてきたうち、ふたりの隊員と一緒に外に出る。 あぁ、警察に連れて行かれるのか~と思っていたら、門の外に出た瞬間、「帰っていいよ」・・・ え??いいの???ゲンキンなことに笑顔で「グラッツェ♪」なんて言ってしまったよん。 よかった~~~~~(>_<)ホントまじビビッた☆ 最後は拍子抜けするくらい、簡単に釈放されたので、何かの間違いで呼び戻されないようにいそいそとその場を離れた。 帰り際に見たら、停めていた所の近くに『CP』という標識と、レッカーのマークが。 キャー☆★☆これからは気をつけてちゃんと見ないと。。。 マヌケ面で「これって、イタリアの海上保安庁の船じゃない?!海猿ぢゃん海猿!!写真撮っちゃおう!!」なんて言ってた頃は平和だった。 とにかくホントコワかったよ。 ドキドキも冷めやらぬまま、城塞の上から見えたキレイなビーチに行きたくて、その方向へ車を走らせる。 場所は、ポルト・フェッライオからエンフォラ岬方面へ向かってすぐ位の所。今度は標識を見てきちんと車を停める。 ここはキレイだった!!水もキレイだし、景色もキレイ。ホントにホントに泳ぎたかった。でも水温は非常に低く冷たい。 足に水をつけてしばし和むが、そんなことをしている人もいない。海の家を兼ねてバールやカフェがあるが、閑古鳥。あ~ぁ。。。 せっかく水着、着てきたのにな~。