【3日目】エルバ島Isola d Elba/思っていたほどではないな 部屋はここもコテージ風のいくつかの棟で成り立ち、フロントよりさらに階段で下る。 大きな荷物を持っていると少しツラい。ポーター不在。 予約のメールでは、「海側のお部屋は満室」とのことだったが、「もしキャンセルが出たら換えてください(同料金だし)」 と頼んでいた。そのまた返答では「たぶん無理だと思いますが」とのことだったが、なんと海側の部屋だった。嬉しかった。 ただ、1階でしかもテラスが出入り口なので、通る人からは室内丸見え。見えないようにする外扉もあるけど、 出かけるときも誰も閉めない。昔、三宅島に行ったとき、島からの出入りが制限できるので犯罪が起きないと聞いたけど、 やはりエルバ島も治安は良いのだろうか。 ここはゆっくり過ごしたかったのでハーフボードで2泊頼んでいた。夕食は19:45~21:30。 イタリア人にしては早めに終わるみたい。 ビーチまで行ってみようということになり、長い階段を下りていく。これがまた “行きはよいよい帰りは・・・”ということで登りはツラかった。 やっとビーチに下りたけど、想像してたより水は澄んでいない。 しかも歩き方には9月がもっとも水温が高いと書いてあったけど、とっても冷たくて泳ぐどころではない。 真に受けてシュノーケルなんかわざわざ持ってきちゃった!!もう!!!ひと気もまばら。。。 ホテルまでぜいぜいと息を切らしながら帰っても、夕食までまだ1時間ほどある。 マリーナ・デ・カンポまでちょっとドライブに行くことに。 出かけるときにレストランを横目で見たら、ガラス張りの部屋の中でスタッフがいっせいに夕食を取っていた。 ホテルからマリーナ・デ・カンポまでは車で10分くらいだろうか。街の入り口にスーパーがあるのを発見。 駐車場に入ろうとしたけどロータリーを曲がりたいほうに曲がれず失敗。 曲がった方向は悲しいかな一方通行で、ぐるりと1周してこないとロータリーに戻れなかった。 ロータリーに戻れる直前で、なんと立っていたふたりの警官に停められてしまった。 前の車は停められなかったので何か原因があるのか。あせった。シートベルトはしているし、ランプは点灯してるし。 ・・・恐る恐る窓を開けると「☆%&$¥◎#」イタリア語で何か言ってる。。。 「ノ・イタリアーノ」とかとりあえず言ってみる。通じない。ダンナが「免許証だしてみたら?」と言うので 「ライセンス?」と試しに言ってみたら「スィ」とか言ってるし、通じてんだか通じてないんだか。 あぁ、でもしまった。国際免許証はホテルだ。日本の免許証しか持ってないけど、いいや、えいっ見せちゃえ☆ 警官は受け取ると、見ながら後ろにいるもうひとりの警官のほうに歩き出したが、 2・3歩ほど踏み出したらすぐ振り返って笑いながら免許証を返してくれて「行っていいよ」みたいなジェスチャー。 えーっ!!何それ?! いまだに原因はわからず。ワタシが考えるに、日本人は若く見られがちとのこと、 髪をブローもせずおかっぱ頭みたいになっていたワタシを、無免許で運転しているんではないかとにらんで停止させたのかと。 しかし免許証の写真は、みなさんご存知の通り写りが良くないし、その免許更新時は けっこう大人っぽい(オバさんぽい)髪型で疲れた顔に映っているので、わかってくれたのかも、と。 だって、誕生日は西暦じゃなくて年号で書いてあるし、これじゃぁ分からないよね。 でも真相はどうなんだろう。。。 スーパーの駐車場は有料でちょっとケチくさいな~なんて。また1ユーロでパーキングチケットを購入。 このとき初めて車の助手席側フロントガラスに、パーキングチケット入れ(ビニール製)が備え付けてあるのを発見!! スーパーに入ったら、久しぶりにどこからか日本語が聞こえてくる。 「!!」と思って顔を上げると、関西系のイントネーションで話している人を 発見!!でもすぐに帰っていってしまわれた。。。日本人すくないな~こんなに日本人に会わない旅は初めてかも。。。 ハチミツ売り場をじっと見る。それほど美味しそうに見えないな~どうなんだろう。でも日本で買うより美味しいかもね。 ダンナが、ち~さい小瓶4本セットのハチミツ(3.7ユーロ)を2セット購入。バラ撒き用のお土産にするのだという。 ふむ、エルバって書いてあるし、それはいいかも。下手なチョコレートより喜ばれるかもね。 とりあえず、それと一緒に水を大きいボトルで購入。午前中に買った水は「Acqua Naturale」って書いてあるのに なぜガスが入っているの??ガス入りが、どうしても苦手なワタシたち夫婦。 このスーパーで買いなおしてみたけど、またガス入りだったらヤダなぁ。。。
【3日目】エルバ島Isola d Elba/ホテルはかなりいいカンジ ホテルに戻ったのは20時くらい。レストランにはもう人がたくさん。行ってみると部屋番号を聞かれ席に案内された。 席には部屋番号の札が置いてあり、「滞在中はずっとこのお席です。とても良い席ですよ」と言われる。 確かに暗くて見えないが海を一望の窓際のふたり席。左隣は上品そうな老夫婦、 右隣はホテル関係者っぽい人(オーナーか)の家族連れ(ちなみにこの家族、2夫婦こども1人の5人連れだったが、 全員がスタッフと親しげ。特別メニューらしく前菜はメロンの生ハム添え、 プリモは同じだったが、セコンドはブイヤベース的なものをカメリエーレが取り分けてサーブしていた)。 メニューを見ると、やっぱりイタリア語。しかも筆記体。しかもメニュー自体がむずかしい。 担当のおにーさんに英語で説明してもらう。アンティパストはサラダビュッフェで各自・ プリモとセコンドとドルチェはプリフェクスらしい。プリフェクスの内容はそれぞれ3品ずつの中から選ぶ。 おにーさんの説明がとてもアバウトだったのだけど(セコンドなら魚・牛・豚みたいな) とりあえず頼んで、お互いやれやれというカンジ。飲み物のメニューはなく、 料理のメニュー(日替わり)の下に、同じく日替わりで赤と白のワイン(10ユーロ強ほどの値段)が 1種ずつ書かれているだけ。でも「プロセッコとビールありますか?」と聞いたらあるとのことで グラスでひとつずつ、それと水を頼む。アグリツーリズモのハーフボードはワインが込みの値段だと聞くけど、 やはりホテルは別なんだろう。でもワインがボトルで12ユーロとかって良心的だよね。 サラダビュッフェは、レタス・ルッコラ・トマト・コーン・ビートなどの生野菜があり、それに自家製ドレッシングや、 オリーブオイル・バルサミコ酢などをセルフサービスでいただくようになっていた。自家製ドレッシングが美味しかった。 サラダを食べ終わると、プリモが運ばれてきた。ワタシはミートボール入りトマトソースショートパスタ。 ダンナは魚介のリゾット。ワタシのほうは可もなく不可もなくといったところだったけど、 ダンナのリゾットはプリプリのエビがはいっていて非常にウンマい。 セコンドは、ワタシのはタコとエビと白身魚の串揚げフリット。ダンナは牛ステーキ。これはどちらも美味しかった。 魚貝好きのダンナは、ちょっとステーキを食べた後にうらやましげにこちらの皿を見るので、 お行儀悪いけど取り替えてあげた。満足な様子。本当は昼にアルジェンタリオで、 ゆでタコなんかないかな~と期待していたらしい。シチリアで食べた味が忘れられないんだな。 ドルチェは、モカアイス・3種のジェラート・フレッシュフルーツから選ぶ。ダンナはモカ・ワタシは3種ジェラート。 これは・・・どちらもビミョウ。昔、駄菓子屋で食べたアイスの味に似ている。。。素朴といえば素朴なんだけど。 フレッシュフルーツはどんなのかいなと他のテーブルを見ると、デッサン画にあるような丸のままフルーツ盛り合わせ。 す・すごい。。。フルーツはどのテーブルも頼んだ大体の人が残していっていた。そりゃ限度ってものがあるよね^^ みんなコーヒーを飲まないで席を立っているので、これは含まれいていないのかな??でも飲みたい。 いつものごとくカプチーノとエスプレッソをひとつずつ頼む。わざわざ頼むほどの味ではなかったけど、落ち着いた。 部屋に帰りながらふたりで話した。ちょうどオフシーズン料金とはいえ、 この食事がついて1泊ひとり¥7500程度ってすごい安いね~と。 今夜から2泊なので、お洗濯のチャンス!!とばかりに「わっせわっせ」と流し台で押し洗い。 「ミス・イタリア」がついに決定!!決勝まで残った片方は昨夜からカワイイな~と思っていた娘だったのに負けちゃった。 それにしても警官に停められたときは、ちょっとビックリしたな~なんて思いながら眠りについた。 ところが翌日はもっととんでもないことが起きちゃうことになる。