【3日目】サトゥルニアSaturnia→モンテ・アルジェンタリオMonte Argentario

早起きして朝風呂を決め込むつもりがすっかり寝坊して、起きたら9時!!
ずっと思いを温めてきたわりには規模が小さかったのと、赤ミミズのおかげで、
それほど未練も無いのでそのままチェックアウトする事に。
B&Bのはずだけど、チェックインの時に朝食の時間を言われなかったので「???」と思っていたけど、行けば分かるかな??
すっかり荷物を整えて、車でレストラン&フロントに行く。案の定「朝食は??」と聞かれたのでうなずく。
レストランに入っていくと、おねーちゃんが来て「飲み物は?」と聞くので「カプチーノある?」と聞いたら持ってきてくれた。
朝食の品揃えも、ハムとチーズは1種類だけど、クロワッサンやタルト・シリアル、オレンジジュースもあるし、
ジャムやバター・サワークリームまで豊富に用意してある。
ハチミツが置いてあったので、味見をしてみることに。スプーンですくう感覚というか粘着力がもう違う。水あめのよう。
口に入れた瞬間から香りが鼻に抜け、濃厚すぎる味が甘く舌いっぱいに広がった。おいし~い♪
昨夜買ったハチミツ、もっと買えばよかったかな。でもわざわざ買いに行かなくても、また行く先で売っているだろう。
と、このときは思ったのですが、この先帰国するまで、この街で買ったハチミツのような
手作りのようなラベルのものには出会えなかった。。。
朝食が置いてあるテーブルの横に、ジェラートが入っているガラス扉の冷凍庫があって、
食べて良いのかと思ったダンナがよそったら、おねーちゃんが飛んできて「それはダメなの」って。
あたりまえだよね。恥ずかしかった!!よそった分はくれたみたい。。。

チェックアウトし(B&Bふたりで90ユーロ)、二つ星だったと思ったんだけど、その割りによかった。
大きいなめくじが庭に何匹(なめくじの数え方は匹?頭??)か、いたので、なめくじ嫌いな人はダメかも。。。
昨日ゴレッロの滝の写真を撮っていなかったので帰りがけにカメラに収める。
昨日たっていた湯気は今日はあまり出ておらず、幻想的な雰囲気はなかった。
しかしお天気が良かったので浸かっている人数が多い。

モンテ・アルジェンタリオまでは60キロ以上。お昼には着いて、その辺で美味しそうな魚介類でも食べられるかな~と考えつつ。
ひたすらのどかな農地を走りぬける。ゆっくり走っているのは、眺めを堪能しながらトロトロ運転しているワタシたちと、
トラクターくらい。大きなトラックでさえ、すごいスピードで追い抜いていく。。。すげ~
お天気が良くて、イタリアに来て初めて暑いと感じる。あ~やっと晴れてくれた☆
途中で日本でもおなじみの「SPAR(スパー)」があったので、面白そうだからちょっと寄ってみる。
地元の人しか来ないのか、ものめずらしくジロジロと視線を感じる。。。
おかまいなしに色々みてまわってみる。小さなスーパーといった所。
ダンナが「肉売り場で、なにか小動物をそのまま売っている」と訴えるので行って見ると、
ウサちゃんが耳ごと皮をはがれたお姿。。。うぅ。。。こんなの初めて見た。。。。。。
でもあまり肉付きはよくないのね。毛皮でふくよかに見えるだけなのね。。。
缶ビールが水並みに安い。プロセッコも産地は良く見なかったがひと瓶3ユーロ弱。いいなぁ。
結局、寝酒だと言ってダンナが、ビールとチーズとポテトチップス、あと水を購入。
車に戻ると、車体全体に蝿がたくさん群がっている。うえ~~~。なんだろう。。。
思えば昨夜のレストランにもたくさん蝿がいてうるさかった。

正午過ぎごろにアルジェンタリオに着いた。
景色はキレイなんだけど、車の多さの割にはどうも観光客が少なく閑散としている。
港のお店もあんまり活気がない。飲食店も、テラスの人たちはお茶ばかりしていて、いかにも美味しいシーフードあります!!
というカンジがうかがえない。ひとまわりしてみたが、これ!!というのがないので写真だけ撮って、出発することにする。
景色だけはカプリ島のような雰囲気。昔は島だったけど、今は地続きになっているらしい。

次に向かうは、エルバ島へのフェリーが出ているピオンビーノ。
いちど幹線道路の分岐であるグロッセートで迷って街なかに入ってしまうけど、ちょうどトイレに行きたかったので
ガソリンスタンドで給油。ディーゼル1リットル1.18ユーロくらい。日本より全然高い。
半分くらい減っていたが満タンで22リットルくらい入った。
ちなみにレギュラーガソリンはディーゼルよりもリッターあたり0.1ユーロ高いくらい。

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  • 【3日目】Monte Argentario→エルバ島Isola d Elbaへ

    ピオンビーノに着く頃にはお腹もかなり減り、時間も14時半をまわっていた。めぼしい店の無い中、
    船着場の直前にマクドナルドがあったので、もうここでもいいよねと話し、
    フェリーのチケットを買ったら食べに戻ろうということになったのだけど
    混んでいるかと思ったら予想に反して、15時半のフェリーに乗れることになりマクドナルドまで戻る時間はなくなった。
    チケットショップの周りには何もない。唯一あるバールは閉まっていた。
    とりあえず、2日後の帰りのチケットも一緒に予約してチケットを受け取り、乗るフェリーの船着場を確認しに行く。
    ちょうど乗る予定のフェリーが着いて、車や乗客を降ろそうとしているところだった。
    船の中にも何か食べるものを売っているところがあるだろう、最悪さっき買ったポテチでしのぐ、という案まで出たけど
    船着場の目の前に交番が入った大きな建物があるのに気づき、何かあるかと急いで入ってみると、
    こちらが正規のチケットオフィスで、バールやピッツェリアまで併設されている。
    さっきチケットを買ったのは、港の入り口の混雑緩和のためのチケットセンターだったのだ。
    早速バールに行き、カルツォーネとカットピッツァ、それと生絞りのオレンジジュースを頼む。
    「Take away」が通じず、その場で急いでほおばる。急いでいてもフレッシュジュースはウマかった。。。
    ガイドブックなどに「車を乗せる場合は30分前には船着場に行くこと」とかって書いてあったので慌てちゃったけど
    さすがイタリア、まだまだ車を乗せる気配はない。車を誘導し始めたのは、出港15分前。
    さて、ワタシ、フェリーに車を乗せるなんて初めてなのでドキドキワクワク。。。乗っちゃえばなんてことなかったが。。。
    (フェリー片道:大人2名・普通車1台で34.46ユーロ 復路のみprevendita credenzial?として3.30ユーロ追加)
    乗船する車が少なかったのもあって、ほぼ時間通りに出港。バカンスシーズンは予約がないと
    フェリーに乗ることさえできないとのことだが、バカンスが終わってしまえば想像もつかない。
    それにしても海面を渡る風が冷たい。中に入るとゲームセンターや子供の遊び場などもあり、
    面白がってゲームなど(ほとんどテーブルゲームで日本製)で遊んだり、景色を見たりしているうちに
    1時間ほどでエルバ島に着く。ピオンビーノからエルバ島をつなぐ港は3箇所あるようだが今回は、
    船の本数が多いポルト・フェッライオPortoferraioを往復することにした。
    まず、船を降りてまた道を間違える。でも小さい島なので、間違えてもたかが知れていると余裕。
    なんだかんだと17時半ごろ、マリーナ・デ・カンポMarina di Campoより少し西にあるCavoliという地区にある
    ホテルにチェックイン。今回の旅では最上級の4つ星★★★★!!「ホテル・バイア・インペリアーレ」 http://www.hotelbaiaimperiale.it/eng/servizi.html

    入り口が狭くて分かりにくいので通り過ぎそうになり、Uターン。しかも断崖絶壁からビーチの方面に降りていく地形なので
    フロントまで急な坂を降りていかなくてはならない。車が2台すれ違うことができないので、そろりそろりと降りていった。
    荷物を降ろしたら、駐車場は道路から入ってすぐ、上のほうだと言われ、車で坂を昇ろうとするがオートマなのに後ろに下がってしまうので
    オートマだけど、
    坂道発進のごとくエンジンをふかしながらブレーキを放すということをした。マニュアルの坂道発進は経験あるけど。。。
    このホテルは英語が完璧に通じる。そしてサービスも良い。スタッフはみなフレンドリー。最初から好印象。
    まず、乗馬がしたくてメールを送ったが返事が来なかった農場の情報をプリントアウトしたものを見せて
    「ここで明日、乗馬をしたいが予約してもらえるか」と聞いたら、すぐに電話をかけてくれ
    「出ないので、明朝またかけて連絡します」とのこと。
    それから食事の時間を聞いたら、チェックアウトの日の朝食を取ることが出来なそうだったので弁当を作ってもらえるか聞くと
    にこやかに「問題ない」とのこと。しかもこのホテル、男性従業員はイケ面ぞろいだぞ~~~!!!
    一緒に来たのがダンナじゃなければ、もっともっと親切にしてくれそう(^_^;
    フロント脇のトイレに籠っていたダンナを、知らなかったワタシと一緒に探してくれたり♪
    (黙って消えるダンナが悪いが、呼ばれて用を足すのに気が気ではなかったろうと推測。数日ツマり気味だっただけに)

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    【3日目】エルバ島Isola d Elba/思っていたほどではないな

    部屋はここもコテージ風のいくつかの棟で成り立ち、フロントよりさらに階段で下る。
    大きな荷物を持っていると少しツラい。ポーター不在。
    予約のメールでは、「海側のお部屋は満室」とのことだったが、「もしキャンセルが出たら換えてください(同料金だし)」
    と頼んでいた。そのまた返答では「たぶん無理だと思いますが」とのことだったが、なんと海側の部屋だった。嬉しかった。
    ただ、1階でしかもテラスが出入り口なので、通る人からは室内丸見え。見えないようにする外扉もあるけど、
    出かけるときも誰も閉めない。昔、三宅島に行ったとき、島からの出入りが制限できるので犯罪が起きないと聞いたけど、
    やはりエルバ島も治安は良いのだろうか。

    ここはゆっくり過ごしたかったのでハーフボードで2泊頼んでいた。夕食は19:45~21:30。
    イタリア人にしては早めに終わるみたい。
    ビーチまで行ってみようということになり、長い階段を下りていく。これがまた
    “行きはよいよい帰りは・・・”ということで登りはツラかった。
    やっとビーチに下りたけど、想像してたより水は澄んでいない。
    しかも歩き方には9月がもっとも水温が高いと書いてあったけど、とっても冷たくて泳ぐどころではない。
    真に受けてシュノーケルなんかわざわざ持ってきちゃった!!もう!!!ひと気もまばら。。。
    ホテルまでぜいぜいと息を切らしながら帰っても、夕食までまだ1時間ほどある。
    マリーナ・デ・カンポまでちょっとドライブに行くことに。
    出かけるときにレストランを横目で見たら、ガラス張りの部屋の中でスタッフがいっせいに夕食を取っていた。

    ホテルからマリーナ・デ・カンポまでは車で10分くらいだろうか。街の入り口にスーパーがあるのを発見。
    駐車場に入ろうとしたけどロータリーを曲がりたいほうに曲がれず失敗。
    曲がった方向は悲しいかな一方通行で、ぐるりと1周してこないとロータリーに戻れなかった。
    ロータリーに戻れる直前で、なんと立っていたふたりの警官に停められてしまった。
    前の車は停められなかったので何か原因があるのか。あせった。シートベルトはしているし、ランプは点灯してるし。
    ・・・恐る恐る窓を開けると「☆%&$¥◎#」イタリア語で何か言ってる。。。
    「ノ・イタリアーノ」とかとりあえず言ってみる。通じない。ダンナが「免許証だしてみたら?」と言うので
    「ライセンス?」と試しに言ってみたら「スィ」とか言ってるし、通じてんだか通じてないんだか。
    あぁ、でもしまった。国際免許証はホテルだ。日本の免許証しか持ってないけど、いいや、えいっ見せちゃえ☆
    警官は受け取ると、見ながら後ろにいるもうひとりの警官のほうに歩き出したが、
    2・3歩ほど踏み出したらすぐ振り返って笑いながら免許証を返してくれて「行っていいよ」みたいなジェスチャー。
    えーっ!!何それ?!
    いまだに原因はわからず。ワタシが考えるに、日本人は若く見られがちとのこと、
    髪をブローもせずおかっぱ頭みたいになっていたワタシを、無免許で運転しているんではないかとにらんで停止させたのかと。
    しかし免許証の写真は、みなさんご存知の通り写りが良くないし、その免許更新時は
    けっこう大人っぽい(オバさんぽい)髪型で疲れた顔に映っているので、わかってくれたのかも、と。
    だって、誕生日は西暦じゃなくて年号で書いてあるし、これじゃぁ分からないよね。
    でも真相はどうなんだろう。。。

    スーパーの駐車場は有料でちょっとケチくさいな~なんて。また1ユーロでパーキングチケットを購入。
    このとき初めて車の助手席側フロントガラスに、パーキングチケット入れ(ビニール製)が備え付けてあるのを発見!!
    スーパーに入ったら、久しぶりにどこからか日本語が聞こえてくる。
    「!!」と思って顔を上げると、関西系のイントネーションで話している人を
    発見!!でもすぐに帰っていってしまわれた。。。日本人すくないな~こんなに日本人に会わない旅は初めてかも。。。
    ハチミツ売り場をじっと見る。それほど美味しそうに見えないな~どうなんだろう。でも日本で買うより美味しいかもね。
    ダンナが、ち~さい小瓶4本セットのハチミツ(3.7ユーロ)を2セット購入。バラ撒き用のお土産にするのだという。
    ふむ、エルバって書いてあるし、それはいいかも。下手なチョコレートより喜ばれるかもね。
    とりあえず、それと一緒に水を大きいボトルで購入。午前中に買った水は「Acqua Naturale」って書いてあるのに
    なぜガスが入っているの??ガス入りが、どうしても苦手なワタシたち夫婦。
    このスーパーで買いなおしてみたけど、またガス入りだったらヤダなぁ。。。