報告が遅くなりましたが、旅のQ&Aの欄で何人もの方々にいろいろ教えていただいて、高年者6人、初めての個人旅行で、チェコ、オーストリア、ドロミテの旅を無事に終えることができました。
お世話になった方々にお礼申し上げます。
お天気は毎日お昼過ぎまでは、上々、夕方は崩れて、雷だったりで、山はやはり出だしが早いのが一番です。
プラハ1泊後ミュンヘン経由でインスブルック1泊、セルデン2泊、ここでガイスラッハコーゲルとホーエムートの2箇所のハイキングをしましたが、お花は期待したほどではありませんでした。
というのは7月末になるとアルプの草は(お花も一緒に)刈られてしまっているのです。
お花を見るには、6月末から7月初旬くらいまでがベストということでした。
チャーターしたバンでティンメルスヨッホを超えて、イタリアへ入り、パッソペンネ往復(ここは大したことがなく、時間の無駄だった)その後フネス谷でガイスラー山塊を展望、期待どうりの迫力、ただ時間の都合でサン・マッダレーナ村までいけなかったのであの教会のある景色は見られなかったのがちょっと残念。
セッラ峠からのサッソルンゴも見事でした。
コルチナで2泊、トレ・チメ・ディ・ラヴァレード一周コースを歩きました。
オーストリアやスイスの山とは全然違った独特の景観に圧倒されました。
病後、体力の衰えた夫が心配で途中で引き返すことも考えていたのですが、ここで素晴らしいサプライズがありました。
出発点のオウロンツヒュッテの飼い犬(大きなシェパード)が動物好きの夫に良くなついて、最後まで5時間40分、ずっと一緒に歩いてくれたのです。
私達が休憩する時にはピタットくっついて休み、立ち上がるとさっと付いてきます。
私が花の写真を撮って遅れると、どうしたの?て戻ってきてくれたり、他のハイカーから貴方たちの犬?って聞かれたこともありました。
この犬のお陰で夫は機嫌よく最後まで歩くことができました。
ヒュッテの方は「なぜかこの犬はジャパニーズが大好きなのよ」と一日中、犬が居なくても平気のようでした。
どなたかここで、この犬(名前はDICK)に出会った方はいらっしゃいませんか。
コルチナからハイリゲンブルートへ移動する日、朝一番のロープウエーでトファーナの展望台へ行ってきました。
ここへ行かれる方は展望台で終わりにしないで、是非頂上まで登ってみてください。
ちょっとした岩場歩きですが、道はしっかりしていて15分くらいで登れます。
稜線に出ると、この世のものとは思えないような素晴らい、眺めが開けます。
近景はドロミテ特有の肌色の岩山の重なり、中景はガラス細工のように見える山、遠景はオーストリアの雪の山、息をのむような素晴らしさでした。
予定になかったのですが、バンの運転手がドッビアーコから西へ20分位のブライアス湖という、とてもきれいな湖へ寄ってくれました。
ハイリゲンブルートで泊まり、次の日フランツヨーゼフヘーエでオーストリア最高峰のグロースグロックナーを展望、幾つかのトンネルを抜ける散策路を歩きました。
この日も天気が良く青空にくっきり白い峰、氷河もきれいでした。頂上直下を行くクライマーも見られました。その後、ゴウザウ湖経由ハルシュタットへ。
ここでチャーターのバンとお別れして、ガストホフ・ツァウナー・ゼーヴィルトで2泊、地球の歩き方の記事どうり料理の美味しい宿でした。
この後、ウイーン経由プラハ4泊、間にチェスキークルムロフ1泊し、16日間の旅を終えました。
長い文を読んでいただいてありがとうございました。