オリンピックで大勢の外国人客が集まった北京ですが、北京五輪期間中はホテルや賓館、旅館の価格は通常の3~10倍近く跳ね上がりました。ゲストハウスならば比較的廉価だろうと思い、「北京の家」というゲストハウスに宿泊しました。
一年前にもニ泊したことがあり、感じの良い中国人若夫婦がオーナーで経営しているので、今回も半年前今年1月末)から一ヶ月分の宿泊費を事前入金していたのですが、5月時点で一ヶ月の旅行ビザに必要な宿泊証明書が発行できないと言われ、結局、二週間だけ宿泊しました。ツインの部屋を予約しましたが、実際に宿泊させられたのは地下の一人部屋。地下牢のような部屋でした。「ツインの部屋を予約したはずですが」と言うと、「あなたは一人で泊まっているじゃないか。なぜツインの部屋が必要なのか」と後で言われ、納得できないので、電話で問い合わせると、「最低の日本人だな」「馬鹿、あほ」と怒鳴られて電話を切られました。
北京でゲストハウスを経営する場合、北京市の公安局から正式な営業許可証が必要ですが、このゲストハウスはホームページの紹介では、今年4月の時点でようやく許可証を得ているようです。それまでは、実際は無許可営業をしていたわけです。しかし、「地球の歩き方 北京・天津 08、09年版」では、このゲストハウスの広告が大きく掲載されています。発行は08年始めよりも早い時点だと思うので、その時点ではこのゲストハウスは無許可営業状態だったはずです。
私もこの広告を見て、安心して予約したのですが、実際は詐欺のような対応を受けました。このような宿泊に関するトラブルがあった場合、どのように対応すれば良いでしょうか。お知恵を拝借願います。