昨日スペイン旅行から帰国(No.5)

くろっちさま、どうもです。国内夜行ではシャワーを絞っているんですかねぇ。マドリーーパリ間の夜行ではちゃんとシャワーは使えました。

で、9月24日(No.4.の旅行記は9月23日の間違い)。
 今日はアンダルシアの奥地へ突入する。ロンダからセテニルへはバスを使う。バスは朝8時45分バスターミナル発なので、早めにバスターミナルへ行くが、目的の会社のバスはあるものの運転手はおらず。定刻を過ぎた頃、運転手がターミナルから二人出てきて、2台あるバスに乗り込むが、それぞれセテニルとロンダとバスに出ていた行き先表示板を仲良く片づけ、行き先がロンダとなっているバスだけが出発していった。
 不審に思って、居残っている方の運転手に聞くと、今出て行ったのがセテニル行き!と宣言した。そのあと、どこぞへ携帯を掛けると、まぁ乗れ、と残ったバスに乗せられた。ロンダ駅前まで来ると、一台のバスが待っていた。さっき出て行ったバスだ。ここでそのバスに乗り換えた。間違いなく今度はセテニル行きである。運転手が携帯で先行したバスを引き留めておいてくれたのである。親切な運転手でこっちは大助かりであった。

 セテニルまでは1.38ユーロ。乗車時間は45分。誠に安い。セテニルでは村の入り口で降ろして貰った。バス停から100mほど進むと、断崖絶壁の下に建つ真っ白な住宅群が見えてきた。これがセテニルの町である。

(No.6へ)

  • いいね! 0
  • コメント 1件

1件のコメント

  • 昨日スペイン旅行から帰国(No.6)

    セテニルの町はアラブ時代からの古い町である。町の頂上には土煉瓦の塔と、教会化された要塞が建つ。この頂点を通るトンネルを境にして、観光地にもなっている南側洞窟住居群(といっても多数の観光客が訪れるほど交通至便なところではない)と昔ながらの洞窟住居が連なる北側に分かれている。

    南側は谷底に向かってすり鉢状に広がる白い住居群が印象的である。丁度塔の建っているあたりが町の展望台になっており、この入り口にはツーリストインフォメーションもある。

    そのインフォメーションで、ここからさらに奥のトレ・アラキメの町とオルヴェラの町への行き方を聞いてみるが、タクシーで行くしかないとのこと。役場前広場にタクシー乗り場があるからそこで聞け、ということになった。

    インフォメーションから役場前広場まではわずか30mほどであるが、どこがタクシー乗り場か分からない。広場でたむろしている親父達に、タクシーはどこか、と聞くと、そのうちの一人が突然空に向かって、客だーとか何とか叫んだ。すると、一つの建物から人が出てきた。この人がタクシー運転手らしい。

    こちらの希望を運転手に伝えると、周遊ということでチャーター料金は30ユーロ、とあっさり決まった。そして、広場で待っていると、暫くしてかなり年季の入ったアルファが来た。その車に営業車の印であるSPマークを取り付けると、出発である。

    行きは、トンネルを抜けて町の北側からである。町を過ぎると荒野の丘がひたすら続く。2~30分も走ると真っ白なトレ・アラキメの町が見えてきた。

    この町はガイドブックなどには載っていないが、真っ白な丘上都市であることは調査済みである。町の中心で降ろして貰うと、早速町の中心であるイスラム時代の城跡へと登る。そこはすでに城門しか残っておらず、城跡は公園として整備されているが、そこから望む風景は格別である。

    あまり時間もないので、そそくさと町中を廻ると、タクシーに戻り、今度はオルヴェラへと向かう。

    オルヴェラは、セテニルやアラキメの町と比べると別格のように大きいが、何故かバスの便は極端に悪く、平日でもバスは一往復、それも日帰りが不可能なダイヤである。
     従って、この町を訪れるにはタクシーくらいしか足はない。で、オルヴェラの町はその頂点に勇壮なイスラム時代の城郭が未だ残っていることが特徴である。この城に登るのは少々スリルがあるが、ここに登らねばオルヴェラに来た意味がない。
     城へは、まずツーリストインフォメーションで入場料を払うと、城の入り口まで案内されるしくみである。さもないと、何処が城の入り口か分からない。

     つま先程度の小さな階段を上りきると、オルヴェラの町の頂点に立つことができる。この塔は非常に高いので、遙か遠くまで見渡すことができる。

     再度タクシーに乗ると、セテニルへと戻る。途中、見晴らしの良い高台にある教会前で一時停車し、ここもビューポイントだと運転手に紹介して貰う。

     セテニルに着くと、30ユーロに少々チップを付けると、運転手は嬉しそうに帰っていった。あとは、まもなく来るバスに乗るだけである。

     ロンダに戻ると、ヌエボ橋の下まで降りてみる。下から見上げる橋はまた迫力である。よくもこんな峡谷に石橋を架けたものである。

    • いいね! 0
    • コメント 1件

    昨日スペイン旅行から帰国(No.7)

    今、カタラン・タルゴはモンペリエ以西だけの運転になっています。古くなって、長距離に見合うアコモではなくなってきているような気がします。

    さて、9月25日。ホテルの窓から見るヌエボ橋とも今日でお別れである。、10時半発のマラガ行きのバスに乗るために、再びくだんのバスターミナルへと向かう。マラガまでは数社が運行しているが、一番本数が多いのは、ロス・アマリジョスである。幸か不幸か10時半発のバスはリネア、すなわち、各停である。ディレクトに比べて時間は掛かるが、町々に寄りながらなので、バスに乗りながらにしてアンダルシアの町巡りが出来るのである。

    マラガまでは8ユーロちょっと。3時間近くバスに乗ることを考えるとやはり安い。

    アンダルシアの白い町々に寄りながら、バスは淡々と走る。今日は日曜なので、各停は一日一本しかないが、結構乗降はある。

    マラガの町ではホテル・アストリアに投宿。駅やバスターミナルからは10分ほど歩くが、旧市街の入り口に近く、また、もしセルカニアス(近郊線)を使うなら、終着駅出口直近となり、非常に便利なところにあるホテルである(3星で70ユーロ朝食込み)。

    グラナダでアルハンブラに行けなかったので、ミニアルハンブラと呼ばれるアルカサバへと向かう。有り難いことに、アルカサバとヒブラロファロ城はどちらも無料化されていた。

    この日は自力で夕食を摂る最後の日である。少々贅沢を、ということで、旧市街にあるエル・チニータスという店に入った(地球の歩き方にも出ている)。魚料理の店、ということだが、どの魚にしたら良いか分からない。すると、カマレロが冷蔵ケースを示し、この中の好きな魚を選べ、という。10数種類が入っている中から、私はスズキ、カミさんは鯛を選んだ。

     味については、申し分のないものであった。今まで獣ばかりが続いていたので、余計に美味であったことは言うまでもない。