ハイリゲンブルートとフランツヨーゼフすーへ

少し古いお話(1999年)のお話です。

今は知りませんが フランツヨーゼフスーへにはフランツヨーゼフが建てたアルペンホテルがあったのですが 私の行く2年ほど前に火事で焼けてしまいました。 その後再建されたはずですが その代替で ハイリゲンブルートにあった 同名のヒュッテに泊まりました。

村はずれです。 ここからは この村のウリの前景に教会、バックにグロスグロックナーという風景が楽しめますが 教会までは徒歩15分でしょうか。 

教会周辺には 3-4軒の小さなホテルがありました。 ただしここまで来るとどう転んでも<オーストリーで一番美しい村>とはいえない せせこましいお土産屋が目立つ村でした。

教会も有名ですが 質素な建物です。 自由に地下に降りられます。そこには キリストの聖血を運んで非業の死を遂げた悲劇の十字軍騎士の遺体の眠る棺がぽつんと置かれています。

これは9年前の7月初めのことです。 近年のヨーロッパでの観光ブームから考えると かの地がホテルラッシュになっているのも分る気がします。

さて フランツヨゼフへーエですが ここは9年前すでに広い観光道路が到達して 焼けたアルペンホテルの少し手前に大きな駐車場が出来ていました。 ここから氷河を見下ろして先に歩いて10分ほどのところに クリスタルガラスの会社が建てたお土産や兼用の展望館があって道路はここまで けっこうゾロゾロ状態です。

さて パステルツエ氷河へはレトロなケーブルカー(フランツヨーゼフが作らせたのだそうですから当たり前ですが)で3分の一ほど降りてそこから えんえんとしたまでおります。10年ほど前(つまり今から20年ほど前)はケーブルの終点からすぐ氷河の上に立てたそうですが そこから 年号を降った(つまりその年はここに氷河があった)場所をどんどん下ります。 

このときですら降りきった氷河の上は殆んど薄氷でしたから 多分今では降りたところから 遡るのでは・・・。

スニーカで大丈夫かどうかは その時の気温によります。何しろ氷の上です。夏でも簡単に氷点下になりますので 氷の上に立つだけならいいですが 氷上の散策ルートを楽しむとなるとあまり滑らないものの方がおすすめです。 それにここまで降りて上ることを考えると 足元のしっかりした方がいい事は言うまでもありません。

氷河を眼下にはるかにグロスグロックナーが見えますので雄大な景色ではありますが 大きな駐車場と広い観光道路、展望台からの見物は 私にとっては 残念ながら やや興ざめでした。

ハイキングコースは この氷河にそってハイリゲンブルートまでのコースがあります。

ハイリゲンブルートは ハイキング好きのオーストリーの人達の根拠地でしたが 今では バス利用の観光客に占領されているみたいです。

えっ 今はどうなっているかって・・。 それは 最近でのせっせとお出かけの方がお返事いただけるのでは・・。 あっ もうレスされていましたか・・。

旧聞ご参考までに。 

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