2008年のスイストラベルシステム(日本語版)および 一部の鉄道パス販売代理店のHPには
・・・スイスカード(スイストランスファーチケット)では 氷河急行の乗車は出来ない・・という表示が出ているようです。
一部の旅行社さんでは 氷河急行路線(つまり氷河急行が走っている全路線)での フリー適用(国境から目的地への最短利用および目的地から出国国境地点への最短路線での利用部分)は不可との説明もされているようです。
知人の照会から 調べた所 このほど発売元のレールヨーロッパ(日本)社から 本社への問合せの結果として次のような返事が来ました。
スイスカード(スイストランスファーチケット)のフリー利用は「教義の Rhatische Bahn 運営の氷河急行」部分では 不可とする・・ということだそうです。
この部分は アンデルマットの峠の向こう側 ディセンティスから クール、サンモリッツ/ダボス区間の氷河急行を指しており、その他の列車はもう一つの条件である国境から目的地への最短距離上なら フリーとしての利用を認める・・・というものです。
この場合 どうしても氷河急行を利用したい場合は 割引50%を適用して さらに座席指定他の割増料金を支払えば良いという事になります。
ディセンティスとツエルマット間の路線では 上記の条件を満たしていれば 氷河急行であっても 座席指定他の付加料金を払うだけで利用できる・・という事です。
ただし これは レールヨーロッパ日本社が本社に問合わせてくれた上での返事であって スイスカード(スイストランスファーチケット)の事実上の発売元 スイストラベルシステムのスイスでの担当者の返事には、 Rhatische Bahn の例外も無い・・とのことです。
この辺の食い違いは これまでもよくあることなので そのうちどちらが正しいかは わかることとは思いますが これから スイスカード(スイストランスファーチケット)を利用してスイスへお出かけの方はこの情報を頭の片隅に入れておいてご利用下さい。
早まって 割引切符の購入に走らず地元の係員に確かめてのご利用をおすすめします。
ちなみに 7月以降これらのカード利用での旅行を済まされたかたのなかでは ツエルマット周辺での不都合はいっさい生じていないとのことです。
私は当該旅行社関係者ではありませんので 本情報に関して責任を持つということは出来ませんが 私と発売元との間では 確認をしておりますので 取得にあたってはもう一度相手方への確認をおすすめします。
