テキーラエクスプレス2 列車に乗るときに、「Azul」のスタッフに名前と、どこから来たのか聞かれました。 日本人は今回私一人です。 列車の席は、新幹線とかと同じような、2列のいすが回転するタイプで、私の隣は地元グアダラハラに住むおばあちゃん、向かいはメキシコシティーからきたカップルでした。 おばあちゃんは、子供と孫がアメリカから遊びにきたので、一緒に来たといっていました。 列車が発車すると、先ほどのスタッフが司会進行、他に給仕のスタッフ二人。 飲み物は、テキーラ、ビール、ジュースなど、常にお代わり自由。 乗客に飲み物(もちろん私はテキーラ)が早速配られ、おつまみのスナック菓子にはチリソースをたっぷりかけてもらい、サルー! 司会のお兄さんは、乗客を盛り上げます。 乗客の紹介で、「日本から来たこぶいちさんです!」ってよばれ、私も立ち上がってみんなに手を振ると、みんなもワーって歓迎ムード。 ほかにも、イタリアや、アメリカから来ていましたが、国外からの客は意外に少なく、ほとんどメキシコ国内のあらゆる地域からの旅行者でした。 そんなもんで、常にスペイン語でした。 司会のお兄さんのかけ声で、お兄さんが何か言うと、乗客が「Azul!」と叫び、私もよくわからないけどノリで叫んでいました。 列車の中にマリアッチの楽団も現れ、演奏したり、乗客でゲームをやり、勝ったチームの中から数人が歌を歌ったりして、そんな中、テキーラの駅に着きました。
テキーラエクスプレス3 いろいろ忙しくて続きがかけませんでした。 オリンピック見ながら続きを書いています。 バスに乗り換え、いよいよテキーラ工場に。 テキーラの香りが漂い、ほろ酔いのなか、工場見学が始まりました。 工場には、根っこだけになったテキーラの原料(アガベ)がたくさん転がっています。 においを嗅いでみましたが、この状態では無臭です。 蒸し上がった赤茶色のアガベがあったので、試食。 こちらは甘みがあり、サトウキビのような食感でした。 これを絞って、いろんな行程を経てテキーラが作られるようですが、いかんせんスペイン語オンリーのため、乏しい理解力。 近代的な工場を見学した後はまたテキーラを一杯。 そして昔の工場跡を見学、ビデオを見たあとは、お昼ご飯です。 お昼ご飯は、メキシコ料理のビュッフェで、飲み物も飲み放題。
テキーラエクスプレス4 食事とテキーラを楽しみながら、中央の櫓では、マリアッチ楽団の演奏、その前のステージでは、鮮やかな民族衣装に身を包んだ女性と、にこにこしながら楽しそうに踊る男性(おじさん)。 踊りの次は、美女軍団のファッションショー、カウボーイ姿の親子(?)のロープさばきのショー、歌手のショーが続きました。 ショーが一段落すると、ダンスタイムが始まりました。 各チームの司会者のお兄さんたちも櫓にあがり、みんなで踊ります。 YMCAって、メキシコでもあるんですね。 それまでは知らない曲ばかりで、みんなの盛り上がりについていききれなかったのですが、秀樹感激~って感じで唄いながら踊っていました。 その後はペアで踊るような曲になったので、席に戻るかなぁと思ったら、よく話しかけてきてくれたメキシコ人のお父さんが一緒に踊ってくれました。 この手のダンスは、ステップ知らないし、踊り慣れていないので、なかなか噛み合なかったんですが、なんか酔っぱらって陽気になっていたんで、まぁいいやっ。 汗だくで踊っていました。 みんなのダンスタイムの後は、チーム対抗のダンス大会。 子供とお父さんのペアや、カップル、最後はみんなの拍手で採点。 わがAzulの元気なおばあちゃん、息子らしきおじさんと出てきました。 踊り終わった後、すかさず孫が飲み物を持ってきて、そんな姿がみんなを盛り上げ、おばあちゃんとおじさんのペアが優勝しました。