レポート

若者が旅に出なくなった(その何回目か)

公開日 : 2008年07月30日
最終更新 :

タイトル通りの記事が経済誌に載り、国土交通省の調査結果でもその傾向が
出ました。

以前問題となった少子化も絶対数とともに若者の出国率でも明白に示され
ていて、この世代が特に減少していることが言えます。

理由は、非正規雇用に加え(休みが取れない、金がないなどはこれに直結)、
旅行よりも他に使いたいものがある、言葉が通じない、トラブルが怖い、
治安や伝染病が怖い、同行者と日程が合わない、食べ物衛生面の不安、、、。

かつての「青年は荒野を目指す」などは昔話。面倒なことは嫌いなの
です。面白いのは男性は収入と回数との間に相関があるのに対し、女性
は関係が見られないとか。

後者のほうは現物を見ると他にも面白いことが。www.mlit.go.jp/report/press/kanko06_hh_000011.html

期待と現実との落差の大きいのが中国とフランス。
逆に逆転がフィリピン。

行きたい国がオーストラリアというのも驚き。さらに驚きが、「なし」。

今年はサージャージとガソリン代値上げで、海外国内とも減り、人気と
なったのがなんと熱海。お湯が出なくなり、旅館が相次いで倒産し、その
筋の人と一部芸能人で持っているかと思ったら、若い人にも人気。

ちなみに経済誌のタイトルは、「若者よ、ケータイを捨てて海外に出よう」
です。携帯電話は本、CDなどを駆逐し、ついに旅行も追いやるのか。
何処かで書いたような気がしますが、ドイツの通勤電車では皆が本を読んで
いる。日本では携帯電話とにらめっこしているのとは大違い。それでも、
本を全く読まない米国よりはまともだと、かの米国の貧困を日本に知らしめた
かたが言っていました。

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