パリには2007年9月から11か月間滞在しました。
アパートはロジス(http://www.lodgis.com/ja/)を通して賃貸契約しましたが、このアパート物件で問題が生じましたでお知らせします。この会社の物件でほかの日本人の方々からも同じような苦情を聞いています。
1. ロジスがウエブに掲載したアパート情報に明らかな嘘があること。私の場合、
(1) テレビが引っ越し当日から故障していたこと。再三の苦情にもかかわらず今日まできちんと修理していない。
(2) オーブン、トースター、やかんが、極端に古く汚く使用できないこと。
(3) 古い洋服ダンスのドアの留め金が未修理で、重いドアが突如落下し大けがをおいそうになったこと。
2. 家主は引越当日アパートにおらず、アパートの細かな状況を説明する責任を怠ったこと。ロジスの契約書違反。
3. 日本語と英語のウェブの扱いが異なること。英語のウエブでは「ウエブの情報はおおざっぱなもので、掲載情報が誤り・抜けおちの可能性」を警告。 しかし、日本語では同じ警告をしていないため日本人はアパート情報が虚偽の情報の可能性を予見できない。
4. 法律で義務付けられている文書(Diagnostic Performance Energetique)を賃貸契約に添付する義務を怠ったこと。
ロジスには日本出国前に1629.50ユーロの手数料を要求されました。月額家賃1450ユーロに対し手数料は高すぎるとの指摘もありますし、上記の不適切な行為からもこの手数料は正当化できません。
さらにロジスの契約書は、ロジスと家主に過度に有利な内容になっています。 (ロジスの嘘情報や契約不履行でアパート問題が生じても)ロジスはいっさいの責任を回避すると書かれています。 (家主の責任で生じたアパート問題でも)テナントは修理代や家賃引き下げを要求できないと書かれています。
すでに数回にわたりロジスPetit社長に文書で追及しました。現在のところ上記の行為に対して直接的に否定する言及はありません。また、十分な説明もなされていません。社長はウエブ掲載前に各アパートにいって掲載情報が正しいかチェックしていると主張しています。であれば、上記のミスがおきるはずはありません。
パリでアパートを賃貸する場合、保証人を要求されることが多いためネット会社に頼る日本人が多いです。現地で受けたアドバイスでは、パリで日本人が経営する不動産会社であれば保証人がなくても賃貸できるところがあるようです。すべての日本企業が信用できるとは限りませんので注意が必要ですが、直接会って物件をみることもできますし、アパートで問題がおきても対応してくれるところも多いようです。くれぐれもお気をつけください。