その後、たまたま地元の大阪でアオザイオーダーの専門店を見つけ、お直しを頼んだところ、1500円でやってもらえることになったので、まあ、結果オーライになりそうなのですが、この専門店の人に「本当にジャストサイズにするには、6センチ詰めるのが理想ですね。でも、加工上、4センチが限界です」と言われちゃいました。
まあ、4センチでも「くびれ」は出るので、ギリギリの妥協点なのですが・・・。
あまり、考えたくない想像ですが、もしかして○○シルクさん、やっぱり2日じゃ無理よぉ、ってことになって、あの展示品をそのまま包んだのではないかなっと。
採寸後にお店のマダムらしき人が、無地の反物を見せてくれて、「この生地で、刺しゅうも同じパターンでいいのね?」と念押ししたので、ちゃんとした店だなと安心したんですがねぇ。
ただ、大阪の専門店の人いわく、「採寸してても、ぴったりに仕立てるかどうかはお針子さんによる。特に日本人の場合は、ぴったりにし過ぎると、クレームが出やすいので、少しゆとりを持たせて仕上げる傾向にある」と・・・しかし、「バストはぴったりなのに、ヒップも若干大きい。それにしても、大きめに仕立てる店ですねぇ・・・」と一言。
素材感とかデザインはとても気に入っているので、いつまでも「ホントにオーダーメードしてくれたのかしらねぇ?」と思っても仕方ないのですが、やっぱり疑惑は広がります。(何せ、330万ドンもしたのですからっ!)
もう一つ、ダメ押しですが、「これってオーガンジーシルクですよね?」とお直しを頼んだ店に聞くと、「あ、これはポリエステルですよ」と即答されてしまいました。
「ベトナムでは、こういう感じのポリのことは皆シルクと言うんですよ」と・・・。
「でも、本当はポリの方が丈夫でいいんです。クリーニングに出しても、傷まないし。こんな生地でシルクなら弱いですよ」と、聞きようによっては納得してしまうようなことを言われました。
後学のために、「現地の市場で布を選ぶとして、素人目にはそれがシルクかどうかわからないですよね?」と聞くと、「シルクと言っても混紡もあるし、なかなか難しいですよね。でも、ホントにポリの方がいいんですよ」と、またまたポリをご推奨。
う~ん、やっぱり仮縫いなしのスピードオーダーって、難しいですねぇ。