よくある日本人レンタカードライバーの間違い。

スイスやオーストリアでは、アウトバーンの通行料として、それぞれの国ごとに、Vignette (ヴィネッテ)と呼ばれるシールを、フロントグラスのよく見えるところに貼っておかなければなりません。

これは、アウトバーンの走行距離とは関係なく、ほんのわずかでもアウトバーンを使う以上は、当然の義務です。オーストリアは最短の10日券で7.60オイロですが、スイスは、1年券しかなく、40スイスフランもします。

ドイツでレンタカーを借りた場合、スイスやオーストリアの国境を越えたら、最初の出口(そこまでは許容範囲)でかならず降りて、街のガソリンスタンドで、このVignetteを買い、すぐに貼っておきましょう。最初の出口より手前にサービスエリアがあれば、そこでも売っています。しかし、最初の出口を過ぎると、無賃乗車と同様、2倍半の罰金が科せられます。アウトバーンで写真を撮られていると、レンタカー屋経由で調べられ、追徴金付きで日本まで請求が来るでしょう。

オーストリアやスイスで借りる車には、その国のこの Vignette シールが最初から貼ってあります。しかし、スイスからオーストリアへ抜ける場合などには、やはり行先国の Vignette を自分で買う必要があります。なお、イタリアやフランスは、日本と同様の料金所があり、わかりやすいです。

この Vignette を購入する金額や手間を考えると、ドイツで借りればいい、とか、国境越えは看板しかない、などと簡単に言えるほど、甘くはありません。(国境を越えた最初の出口で一般道に降り、帰りはアウトバーンをいっさい使わずに国境を越え戻る、というのなら、問題ないのですが。)

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1件のコメント

  • 08/07/27 08:11

    Re: よくある日本人レンタカードライバーの間違い。

    詳しいんですね。 杓子定規なキマリはその通りです。「きまり」はガイドにも出ています。

    だが2か月前にドイツでレンタカーを8日間借りて、オーストリア、スイスにそれぞれ3日ほど居ましたが、シールは買いませんでした。
    何故か?って、高速は一度も通らなかったからですよ。

    >国境越えは看板しかない、などと簡単に・・
    今回も一般道で国を10回以上跨ぎましたが、スイス以外は、「看板」しか無いのです。イージーな高速だけでなく 一般道を通ってますか?
    私はヨーロッパで、かれこれ30回ほどレンタカーを借りていますが、
    一般道で、シールを買ったことなど一度も無いですね。

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