カードのキャッシングよりシティバンクの海外送金の方がふつうは安い

上のイーバンクの話は、おかしい。シティバンクの昔のバンキングカードかなにかと間違えていませんか。

海外での現地通貨キャッシングは、クレジット会社にもよるが、
 仲値+1円+3%+直営外ATM利用料(0.85%)+決済日までの金利(日数割)
(つまり、おおよそ仲値+7円)

現地に自分の口座を作ってから、(日本の親族の)シティバンク口座から登録海外口座オンライン海外送金をすれば、
 仲値+1円 +優遇手数料2000円(金額にかかわらず)
電信扱いだから、すくなくとも翌営業日には着いている。

したがって、たしかにクレジットカードのキャッシングは手軽だが、あれはあくまで日本の旅行者がやる方法で、現地在住で日本からの送金金額単位がおよそ6万円以上なら、シティの方がふつうは安い。そもそも為替レート自体、シティなら、自分たちでタイミングを選べるので、円口座での実際の最終引き落とし金額がいくらになるか、まったくわからないクレジットのキャッシングより安心。

(そもそも帰国予定なしで永住する場合、日本の口座はいずれ非居住者扱いにすることになり(そのまま維持はできるが、銀行によっては日本国内間でも振り込み手数料などが海外送金なみになる)、また、日本で発行したクレジットカードも、会社によっては使えなくなることもある。メリットは、口座の利子に対する日本の課税(わずかな金利のさらにその5%)が無くなることくらい。)

ただし、優遇手数料扱いにするには、日本のシティバンク口座に100万円以上の残高が維持されていること。また、その他の手数料を取る経由銀行が途中にないこと(つまり、現地の自分の口座が弱小地方銀行ではダメ)。

海外送金口座登録は、自署書類の現物が必要となるので、ネットでサイトから書類をプリントアウトし、必要事項と署名を記入して、現物を郵送で送る。いったん登録してしまえば、後はオンラインなので、手間はない。また、送金とはべつに、為替相場に応じて事前にマルチマネー口座でうまく必要海外通貨へ振り替えておき、まとめて送金するのがコツ。

とにかく海外とのカネのやりとりは、マネーロンダリング流行の問題があり、一般人の生活費送金まで、引っ越し荷物の税関検査以上にうるさくなっています。また、海外の銀行は、日本と違って、手書き記入やミスタイプで、送金が行方不明になることもめずらしくありません。なにが得かより、安全確実な方法を選んだ方が賢明です。また、世間のいいかげんな話には、しばしば法的な問題もあり、大手都市銀行の為替専門担当者に聞いて、よく確認をしてください。

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1件のコメント

  • Re: カードのキャッシングよりシティバンクの海外送金の方がふつうは安い

    恐らく、イーバンクVISAデビッドカードのことだと思います。
    現地で残高のある限り、基本的には無制限で引き出しができ、
    手数料やレートも、知りうる限り最安の方法かと。

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