広州ー深せんの列車は何度か乗ったことがあるのですが・・・・今回はいくつかびっくり。
広州站から地下鉄で広州東站に行くと、広深鉄道専用窓口があるところまではいっしょなのですが、15:30頃窓口に着くと次の列車はD437、15:47となっています。中国の中長距離列車で発車時間まで30分切った列車の予約はしたことがありません。だめもとで紙に書いて出すと・・・何とOKとのこと。発券時に時刻を見ましたが13分前。記録です。75元。今後、新幹線の2分前という「日本記録」にどこまで迫れるか。
発券されたのは、見かけはいつもと同じ紙の券です。「新空調二等軟座准高速」・・・・前に乗ったときは「一等軟座」だったのですが、「二等軟座」とはこれいかに・・・最近は軟座、硬座というのはどういう意味合いなんでしょうね。
改札に行くと、スイカと同様、ICカードタッチ式。になっています。おいおいこの紙の券をどうするの?見ると前の人たちは「紙」をタッチしているではありませんか。仕方なく私も「紙」をかざすと、「ピッ」・・・・あとでその券を透かして見ると、紙が二重になっていてゴマ粒のようなICチップと回路が仕込まれているではないですか。今までメーカーの展示会みたいなところではみたことがありますが、実物で紙に仕込まれているのは初めて見ました。
プラットホームに行くと、さらにびっくりでホームには何と「和諧号」が留まっているではないですか。私は和諧号に乗りたいとは一言も言ってないし、しかも、深せんまで途中、二駅止まる「准高速」です。
どうも、この線の高速列車は全て「和諧号」になっているらしく、すれ違う列車も全ていっしょ。広州ー深せんの複々線化をしているとは聞いていましたが、これがそうだったのね。
席は2-3。和諧号は日本風、ドイツ風、フランス風の三形式があると聞いていますが、和風な匂いがぷんぷんしたので、これは新幹線型ではないか・・・・分かりませんけど。
車内は速度計が付いていて、最高170kmまで。車内販売もかっこいい制服のお姉さんがJRみたいなワゴンで持ってきて・・・中国のあの雰囲気はなくなってしまいました。
東莞站は熱海みたいに真ん中に通過線があって、私の列車はここで追い抜かれました。この区間は広深鉄路という会社が運営していますが、統一ブランドで和諧号になったのか・・・
深せん站での発見は・・・あの駅は「西口」があるんですね。小ぢんまりとした改札口があります。切符は自動改札機(東側の表口)でかざした後に入れる箱があるのですが、もちろん持って帰ってきました。