08/07/20 16:02

ためにする情報

改めて、『大紀元時報』の当該記事(http://jp.epochtimes.com/jp/2008/07/html/d75767.html)を読んでみました。

まず、記事リードに「15日の時点で、青島の市街区だけで感染者数は16万人に達し、死亡者数は1251人に達したという。」と書き、本文では、最初に「海外のいくつかの中国語メディアの15日の報道によると、(中略)大きな病院では、毎日数万人規模で患者が詰め掛けているという。」とし、後半で「7月12日に青島市政府は全市の衛生局、疾病制御センターなどの関係者を集めて研究会議を開いた。(中略)今回の感染症情報を最高機密として扱うことが決定された。(中略)対外的にはやはりインフルエンザであると宣伝することが決定された。」と書いています。

以上の書き方から、後半で青島市当局が機密事項として隠蔽をはかっていると、内部情報を得て書いているように示していますが、明らかに前半部の伝聞主体の書き方と乖離しており、本記事の信憑性に疑問を付けざるを得ません。むしろためにする記事と判断しても差し支えありません。

これほどの規模の流行性疾患を完全に隠蔽できるか考えてください。青島市レベルの問題ではないはずです。

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